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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
拠点フェイズ 一刀 張飛 孔明 曹操
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!」

 おっにく〜おにっく〜嬉しいな〜!

「……なんで張飛将軍だけ、奥に専用の食卓があるんだ?」
「バカ、お前知らないのか? 張飛将軍はめちゃくちゃ食べるだろうが。だから厨房横にある専用出入口から運ぶんだよ。食べる速さが作る速さを上回るから……」
「それだけじゃないって。あの大食いを間近で見てみろ。俺なんか一度バッチリ見ちゃって食べる気なくしたんだから……」
「あれだけの量が、あの小さな身体のどこに収納されるのかが不思議でしょうがない……」
「千人分の食事を一人で食べきったって噂は、本当だったのか……」

 にゃー……?
 なんかみんな、こっち見て騒いでいるのだ。

「みんなも一緒に食べるかー?」
「「「「 いえいえいえいえいえいえいえ! 」」」」

 その場にいたおっちゃんやお兄ちゃんたちは、そそくさと食堂を出て行ったのだ。
 ちゃんと飯食ったのかー?




  ―― 孔明 side ――




「はああ……美味しかったです」
「うん……おなか、いっぱい」
「満足してくれたようで何より」

 盾二様がご一緒ですと、ご飯がほんとうに美味しいです。
 盾二様の前だったので、少し量を控えるつもりだったのですが……昨日から何も食べていないのを忘れていました。

 はしたなく思われないかな……?

「朱里も雛里も細すぎるぐらいなんだから、もっと美味しいものを一杯食べていいんだよ? 体力つけないとやっていけない仕事なんだしね」

 はうう……盾二様は、お優しいです。
 でも、乙女として太るのは……

「そういえば、この店からそう遠くないところに杏仁豆腐をはじめた店があるんだが。ちょっと行ってみる?」
「あんにんどうふ……ですか?」
「えっと……?」

 聞いたことのない料理です。

「えっと……きょうにんって言えば分かる?」
「あ、はい。薬膳料理の一種ですね。結構苦味があるので食べにくいのですが……」
「あれを蜂蜜や巴郡から仕入れた砂糖で味付けさせて、甘くて食べやすくさせてみた。杏仁(きょうにん)も苦味が少ないのにさせたらかなり人気になっているらしいぞ」
「そ、それは食べてみた……あ」

 思わず身を乗り出しかけちゃいました。
 うう……はしたないです。

「ははは。まあ、薬学的にも勉強の価値はあると思うし。雛里はどうだい?」
「……はい。食べて、みたいかもです……あう」
「じゃ、決まりだ。早速行ってみよう」

 そう言うと、盾二様はすぐに会計をしに行きました。
 あうう……甘い料理と聞いて、反応してしまうなんて。

「朱里ちゃん、朱里ちゃん……しょうがないよ。私も食べたいもん……」
「だ、だよね……甘いお菓子は別腹だよね!」
「うん
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