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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
拠点フェイズ 一刀 張飛 孔明 曹操
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きそうなのは約二千です。生き残っているのは当初から第二軍にいた方が殆どで……調練不足であった補充兵のほとんどが死亡しています」
「……そうか」
「新規に人選を開始していますが……しばらくは機能しないでしょう」
「……仕方がない。第二軍の補充兵は、警邏隊から有望そうなのを昇格させてくれ。引き抜いた警邏隊にも補充をかけるように」
「わかりました。あと、第一軍の被害はそれほどでもないのですが……第三軍はほぼ新兵になります。調練はいかがしますか?」
「星……だけでは無理か」

 さすがに二万を越える新兵を、星一人で調練するのは無理がある。

「第一軍から千人隊長を第三軍に派遣してくれ。十人ほどでいい。二千人単位で部隊を創り、そこから百人隊長を選別、指揮させる。調練次第では、千人隊長は第三軍の部隊長に就任ということにしてくれ」
「……! さらに縦の枠組みで組織化するの、ですか……? すごい、です……」
「本来の軍隊なら個別の徹底管理は普通だよ。今まで組織化されていなかったのが不思議なぐらい……まあ、この時代ならそんなもんか。確か第一軍で有望そうなのを愛紗が書き出していたな。名簿は……」
「……そう思いまして、出しておきました。こちらです」

 そう言って、雛里が竹簡を差し出し来る。
 さすが……俺の考える事を雛里も考えていたわけだ。

「ありがとう……ちなみに雛里の意見は?」
「はい……陳到、狐篤、周倉などがよろしいかと」
「ふむ……聞いたことがある名前だな」

 史実と演義の人が混ざっている感じだが……まあいいか。

「わかった。なら人選は雛里に一任する。愛紗には俺からも伝えておくよ」
「ありがとうございます……」

 ……?
 なんか雛里がチラチラと俺を見ているような……?

 ……………………………………ああ。

「……苦労をかけるな。よろしく頼む」

 そう言って頭を撫でてやる。
 すると、雛里は真っ赤になったまま俯いてはいるが……なんか後ろで尻尾がパタパタと揺れているような幻が見えた。

「うう……いいなぁ」

 ……朱里、物欲しそうな目で見ないでくれ。
 君ら、ちょっと安すぎるぞ。

「ふう……とりあえずそろそろ昼時だし。いつも苦労をかけている二人には、俺が昼飯をごちそうするか」
「「 ほ、ほんとでしゅか!? 」」

 か、噛みながらハモったな!
 思わず吹き出しそうになった。

「ああ。好きなモノ食べていいぞ。視察ついでになってしまうが、外で食べるとしよう」
「「 はい! 」」

 おお……めっちゃ喜んでる。
 お昼奢るぐらいでこんなに喜んでくれるなら、もっと頻繁におごってやるべきだったか……

「や、やったね、雛里ちゃん!」
「盾二様とご飯……朱
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