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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
拠点フェイズ 一刀 張飛 孔明 曹操
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。かといって武将とするにも実力が俺よりちょっとマシでは、馬正と同じ扱いにするしかない」
「盾二様より上でしたら、梁州最強なのでは……?」
「虎牢関での力は俺の力じゃない。簡単にいえば暴走したようなものだ。本来の力じゃ、愛紗や鈴々、星にも劣る。あんな力、もう二度と出せないかもな」

 多分……だが。
 貂蝉が調整したって言ったのを信じれば……だけどな。

「そう、ですか……」
「俺だってあんなぼろぼろになるのは、二度とゴメンだよ。次はああなる前に勝つ方法を考えなきゃな。それが本来の俺たちの戦い方だろ?」

 そう言って朱里にウインクする。
 すると、なぜか朱里は真っ赤になりながらあたふたと……何故に?

「そ、そそそそそうですね! ぐ、軍師としては、戦う前に勝つ方法を考えるべきですもんね! も、もちろんですよ!」
「……? まあ、そういうことだ。とりあえず一刀には、軍の指揮に慣れてもらうためにも第三軍の副将として学んでもらうか……」

 俺にできることが一刀に出来ないとは思えない。
 経験さえ積めば、一刀にも十分できるはずだ。

 それに正直、呂布と一対一なんて、もう二度とやりたくない。
 というか、あの時は鈴々が殺されかけて脳が沸いてた。
 今考えると、空恐ろしくて総毛立ってしまう。

 てか、本当にサブイボ立っているな…………何だこの悪寒は?

「………………………………………………」

 …………………………

「……シュリチャン、ズルイネタマシイ……」

 ………………怖いです、雛里さん。

「……雛里。扉の間から怖い目で見てないで中に入ってきてくれ」
「ひ、雛里ちゃん!?」

 ギィィィ……と変な音がして、入室してくる雛里。

 瞳孔が開いたような眼でこちらを見てくる雛里が、何故か怖い。
 むっちゃ怖い。

「ひ、雛里?」

 思わず言葉尻が高くなってしまう。

「……視察、終わりました。あう……」

 帽子を直すように目を隠してくれた御蔭か、若干プレッシャーが弱まる。

「お、お疲れ様……軍の方はどんな様子だった?」
「……はい。連合参加前に比べてですが……兵数の補充は何とかなりますが、調練による純戦力では半減と言っても良いかと」
「……やはり、第二軍が問題か」
「はい……」

 元々、特殊なほど選別され、鍛えぬかれていた第二軍。
 鈴々率いる遊撃部隊は、呂布軍の攻撃による被害を一番受けていた。

 呂布と鈴々が一騎打ちする間、呂布軍の副将により足の止まった第二軍はかなりの被害を受けた。
 おそらくはあの子――泣きながら呂布を引き摺っていった陳宮がそうなのだろう。
 あんなナリでも、さすがは三国時代の武将だ。

「第二軍で復帰で
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