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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
拠点フェイズ 一刀 張飛 孔明 曹操
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なんだけど」
「?」
「まあ、そういう風に見えるってだけの料理だよ。牛乳の流通が安定してきているし、うまく作れたと思う。ただ、薬膳故にあんまり量を食べると毒になりかねないから、大量に食べないように注意書きが必要だな」
「毒ですか!?」

 確かに杏仁は、咳によく効きますけど……

「毒と薬は紙一重。分量さえ間違わなければ、美味しく食べて医食同源、だろ。毒性があるのは未熟な果実の種だから、完熟させれば危険性はかなり薄れる。さらに杏仁の量をかなり少なくして、風味だけを出す程度の量にした。おかげで甘みが強くなっちゃって、薬膳といえるか微妙だけどな」
「じゃあ、ほとんど無害なんですね?」
「食べ過ぎなければね。今度、薬膳で効果の高いものも試作してみるか……? 華侘なら嬉々として協力してくれそうだし」
「それはいいかもしれませんね」

 美味しく食べて医食同源……深い言葉です。
 どんなに体に良くても、美味しくなければ人は嫌厭します。

「……そうか。杏仁豆腐が出来るなら、プリンも出来ないことないのか」
「? プリン、ですか?」
「バニラエッセンス……はなくても作れるし、牛乳と卵に砂糖があれば……蜂蜜でもいいか? ふむ……」
「あう……なんか、美味しそうな予感がします」

 うん、雛里ちゃん、私もそう思う。
 なんとなくよだれが垂れそう……

「冷やす方法は……いや、確か熱くてもおいしいって聞いたな。冬なら冷やしてもいいし……」
「「 ごくっ…… 」」
「……朱里、雛里。杏仁豆腐とプリン、どっちがいい?」

 じゅ、盾二さまぁ……
 そ、それは乙女には、ひじょーに酷な選択ですよう!




  ―― 曹操 side 洛陽 ――




「……なんですって!?」

 洛陽にて献帝陛下に劉虞討伐の報告を行い、討伐軍が解散した翌日。
 私は、洛陽での仮住まいの自宅にて、桂花から報告を受けている。

「も、申し訳ありません……」

 私の前で跪き、平身低頭で謝る桂花。
 その姿は、まるで叱られた子犬のようだわ。

「……怒っているわけではないわよ。ちゃんと説明しなさい。どういうことなの?」

 少し声が硬くなっているのは自覚しているけど、別に怒っているわけではないわ。
 想定の……ええ、想定の範囲内ですもの。

「……じゃがいもが育たなくなった、という理由が聞きたいのよ」
「はっ……その」

 桂花は、逡巡しながら顔を上げた。

「こ、今回で四度目の収穫になろうという時でした。育成状況がどうにも今までと違って発芽が遅れたり、色が悪かったり、生育途中で枯れてしまうものが多く出始め……最終的に出来上がったものも最初のニ割にも満たず……」
「……それで? 確か前回も
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