原作開始前
勇気の鈴が〜ファンリンイン♪
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った」」」
『おっけー』
「あ、あと相手が通信出来ない状態のときに通信しようとするとそれが状況を教えてくれる。特に束姉さん。学校の最中にこれは使うなよ」
「流石に束さんもそれはしないよ」
「とまあ、こんな感じだ。箒ももう行かなきゃだしな」
「そうだな。じゃあ、箒、またな」
「ああ、また」
こうして篠ノ之箒は政府の思惑により引っ越して行った。そして学年が上がり、五年生になる。
「凰 鈴音でス。よろしクお願いしまス」
一夏と俺は同じクラスで、そのクラスに鈴が転校してきた。この頃はやはりまだ日本語をしっかり喋れていないな。これが後にあんなツンデレに進化するなんて今は思いもしないな。
さて、鈴が転校してきたってことはフラグ建築のお時間ですな! 楽しくなってきたー!
「「!?」」
? なんだ? 一夏と鈴がこちらの方を同時に見てきた。何事だろう?(悪寒を感じたためです)
「それじゃあ、凰さんは織斑の隣な。織斑、手上げてくれ」
「はーい」
おお、こっちに来た。いろいろ好都合だな。
「よろしく、凰さん。俺は織斑一夏」
「よ、よろしク」
「あ、俺もよろしくな。賀狩彼方だ」
「うん、よろしク……」
「まあ、慣れないこともたくさんあるだろうから、俺達に相談してくれればいい。特に一夏にな」
「俺かよ!?」
「なんだ? 助けてやらんのか?」
「そうじゃねぇよ。俺達なのになんで俺だけなんだってことだ」
「誰もお前だけとは言っとらん」
「まあ、いいや」
「すまんな、凰さん。一夏がうるさくて」
「う、うん。大丈夫」
「か〜な〜た〜」
「おお、怖ぇ。ま、そんな訳でいつもこんな感じだから慣れてくれ」
「わ、分かっタ。頑張ってみル……」
これが、セカンド幼馴染みこと凰鈴音との、ファーストコンタクトだった。……俺がやらかした感があるのは俺の気のせいだろうか……。
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特に何もなく、鈴と俺達は普通のクラスメイトとしての関係が続いていた。……引かれてなくて良かった。さて、俺達が帰る途中のことだった。
「おい、…し……なよ」
突然声が聞こえてきた。そして、近づくにつれて話し声がどんどん聞こえてくる。
「鈴って、パンダみたいな名前だよなー。笹食えよ、笹」
「ランドセルの中身出してやろうぜー」
見えた光景は、四人の子供達が一人の転校してきた少女を取り囲み、その中の一人がその少女のランドセルを奪っているところだった。
「おい、一夏」
「なんだ? 彼方」
「バレない程度でならやっていい。後始末はしてやる」
「分かった!」
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