23話
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が私の素顔ですよ。」
「なかなかいい顔つきじゃないか。名前は。」
「天王寺 戒ですよ。」
「あっさり、答えて良かったのか。」
「ええ、特に困る事はありませんから。」
「じゃあ、グルンガストとヒリュウ改のデータを渡そう。」
「私はこの施設にある特機のデータと言いましたよ。もちろん、その中にはダイナミック・ゼネラル・ガーディアンのデータも含まれます。」
「ははは、なんだい?ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンていうのは。」
そう言って、誤魔化そうとしていますが、事前にアイドネウス島にあるD・C本部になるところに侵入し、テスラ・ライヒ研究所に移された事は掴んでいます。
それに、わずかですが話した瞬間に表情が変わったので、間違いないでしょう。
「私は平行世界の未来から来ました施設で人工的に作られました。ですから、その施設のデータベースに移された事が残っていました。そして、この世界の歴史は細かい所では変わっている事がありますが、ほとんど同じです。」
2人の顔が驚愕の表情に変わりますが、直ぐに気を取り直して切り返します。
「この世界でも同じとは限らないだろう。」
「そのとうりなんですが、事前にちゃんと調べています。」
そう言って、カザハラ所長の前にあるコンピューターに手を触れて、強制的に地下格納庫の情報を引き出します。
「バカな手で触れただけで・・・。」
「なるほど、確かに単独犯だ。その能力で監視カメラをいじったのかい。」
「そのとうりですよ。」
「これ以上の誤魔化しは出来ないか。」
「誤魔化したら、2人とも強制的に地下倉庫にテレポートしていましたよ。」
「は〜、仕方ない。まとめて、データを渡そう。」
「ありがとうございます。」
私とカザハラのやり取りを聞いた後、リン社長が声を掛けます。
「なるほど、作られた存在というわけか。」
「ええ、そのとうりです。私は生機融合体なのでこの程度のセキュリティー意味がありませんよ。」
「ここの研究所のセキュリティーには自信があったんだが、この程度とは。」
「それで、施設とはどこに在るんだ。」
「この世界にはありませんよ。私の生活基盤はこの世界にはありませんから。この世界に来たのは偶然です。まあ、生活基盤のある世界も偶然来たのですが。」」
「なるほど、平行世界にあるというわけか。」
カザハラ所長がふと思った事を口に出します。
「しかし、平行境の未来から来たという事はここより優れた特機のデータがあったはずだ。なぜ今更、そんなものを欲しがるんだい。」
「簡単ですよ。残っていなかったんです。そのために、特機・戦艦関係は全くありませんから。」
「なら、スペースノア級万能戦艦のデータはいらないのかい。」
「それに関しては、当てが
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