男子校の恋愛事情A
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帰り道、妙うに緊張した
「・・・」
「・・・」
また沈黙
「・・・」
「・・・」
もう嫌だ。なんか喋れよ!!
とか、思っていたら
「なぁ。」
「ほわっ!?」間抜けな声が出た
「ほわって・・・何その間抜けな声」
「急に話しかけるからだろ!」どうやら俺は急に何かされると驚くタイプの人間のようだ
「知らないよ、月宮がぼーっとしてるからだろ」
俺のせいかよ
けど、口には出さない。こいつに一言うと百返ってくる
「俺が何で好きになったか。とか、聞かないのか」
「ぶっ!」
「汚い」さっきもした流れだ
「聞いていいものなのか?・・・」
「聞きたいのか?」ニヤ
「聞きたくねぇ!!///」こいつのニヤ付き顔はなんか・・・なんか・・・
ぎゃあぁあぁあああぁぁぁぁああ!!!
俺は今何て言おうとした!?
きゅん・・・?
え?////え、えええ、え??
一人で右往左往していると
「また、馬鹿なこと考えてるな」
「うっせーー!!別にお前にキュンとなんて、して・・・な・・い・・・」
あ
俺、今何か言った。
変なこと言った。
「い、いい今のは・・・////!!」
「へー」
「月宮俺にキュンとしたの?」
「し、して・・・な、い」
「嘘はだめだよ」
そう言いながら、狭い路地に押し込められた
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「え、何?」
「なんだろうね」
狭い路地のせいで顔が近くなる
クソッこいつ無駄にいい顔しやがって
そんなことを思ってしまったこれはいわゆる僻みか・・・
「何悔しそうな顔してんの」
耳元でそう囁かれた
「っ・・///くすぐったいから」
「耳弱かったっけ」
そのままフーと息をかけられた
「んっ//やめ・・・うわっ!」耳を舐められた
「い、やめ・・・ろ///」
誰か見たらどうすんだよ
「大丈夫、ここら辺誰も通らないから」
また、俺の心を読みやがった
お前はエスパーか!!
「ちゅっ」リップ音が少し響いた
「ちょ//」
ドンッと壁に押し付けられ
「どうする、続き俺家でする?」
「はぁあ!?///せ、せんわ!!」
バッと旭鳴の腕をはらった
「残念」
「俺もう帰るから//」
「送ろうか」
「遠慮します」
「そうですか」
そう言って旭鳴と別れた
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