第五話 THE DAY OF ΣU
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シグマ「ルイン…私が間違っているというのなら……私の元まで来い。止めてみせろ、エックスとゼロと共にな」
ルイン「シグマ…」
シグマ「その身でどこまで出来るかを見極めてやろう。人間の心と機械の身体を持つお前に何が出来るか、この私に見せてみろ。」
転送装置の光が視界を埋めていく。
エックス、ゼロ、ルイン、VAVAの4人の戦士。
反旗を翻したレプリロイド達。
全ての者達の手筈は滞りなく完了した。
後はもう、始めるだけだ。
レプリロイドの理想境を創るために。
シグマが転送され、ルインは深く息を吐いて、ゼロに歩み寄る。
ルイン「ゼロ…大丈夫…?」
ゼロ「ああ…すまん。不覚を取った…」
ルイン「いいよ。相手がシグマじゃあ分が悪すぎるよ…早くエックスをハンターベースに連れていかないと…」
ゼロ「…ああ」
腹部に穴が空いたエックスをゼロと共に支え、ミサイル基地を後にする。
ゼロ「ルイン…」
ルイン「何…?」
ハンターベースの医務室のメンテナンスベッドに横たわりながらゼロはルインに話し掛ける。
ゼロ「シグマとの会話のことだが…」
ルイン「っ…聞いてたの?」
ゼロ「…ああ」
少し間を置いてからゼロは頷いた。
ルイン「そっか…ごめんねゼロ」
ゼロ「何がだ?」
ルイン「何がって…私、黙ってたんだよ?エックスやゼロにも…」
ゼロ「言いたくないことなど誰にでもあるだろう。経歴にしても俺やエックスも誰に造られたかは分からない。俺もイレギュラーハンターになる前は何をしていたかは何1つ思い出せないしな…お前が何だろうとお前はお前だろう」
ルイン「…うん……ゼロ」
ゼロ「何だ」
ルイン「ありがとう…」
ゼロ「礼を言われるようなことはしていない。エックスが目を覚ましたらシグマを止めるぞ。俺達の手で」
ルイン「うん」
戦いの火蓋は切って落とされた。
こうしてエックス達は長い長い戦いへと身を投じていく。
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