第五話 THE DAY OF ΣU
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シグマ「ならば、お前も理解しているはずだ…。人間では手に負えない環境で、我々は活動出来る。人間が活動出来ない海底、火山口。そして身体能力や、処理能力も人間の遥か上をいく。これだけあればそろそろお前にも分かるのではないか?人間が、我々レプリロイドに勝る点なぞ、何1つないのだと。」
ルイン「何を馬鹿なことを…!!そのレプリロイドを造ったのは人間…あなたを造ったケイン博士も人間です!!」
シグマ「そうかもしれんな。だが私は思うのだよ。何故我々は…レプリロイド同士殺し合わねばならないのかをな。それもただ上から見ているだけの人間の命令でな…」
ルイン「私は人間達を信じます。レプリロイドを造ったのは他でもないケイン博士達人間なんですから…!!」
シグマ「ならば私を倒してみるがいい!!勝利の上にしか歴史は正当性を与えぬのだからな!!」
ルイン「シグマ隊長…いえ、イレギュラーシグマ!!あなたはここで止めて見せる!!」
ビームサーベルを抜き放つシグマ。
それは、いやしくもルインのセイバーと同じ色。
自らが正しいと言うかのように互いの剣は輝きを増す。
最初に仕掛けたのはルインだった。
いくらシグマのアーマーが強固でもチャージセイバーをまともに受ければただではすまない。
バスターで攻撃することも考えたが、簡単に当たってくれる相手ではないし、照準を合わせる前に切り捨てられる可能性が高い。
ならばセイバーによる一撃必殺に賭けるしかない。
ルイン「はああああ!!」
渾身の力を篭めてシグマに向かって振り下ろされたセイバー。
シグマは後退することで回避し、セイバーの衝撃波はビームサーベルで掻き消した。
シグマ「そのセイバーの威力は大したものだ。直撃を受けたならば、私もただではすまないだろう。」
シグマはそう嘲笑うとビームサーベルを構えて切り掛かる。
ルインもセイバーで受け止める。
ルイン「ぐっ…くぅぅ…!!」
鍔ぜり合いで少しずつ身体が後退していく。
武器の出力は殆ど互角。
チャージが出来る分、性能は上かもしれないが、使い手自身のパワー出力が違い過ぎる。
こちらは限界までアーマーやフットパーツの出力を出しているというのにシグマにはまだ余裕がある。
シグマ「どうした?私を止めるのだろう?その程度の力では私を止める事など出来ん!!」
シグマの額の内蔵型武器からバスター弾が発射された。
不意を突かれたルインは咄嗟に身体を捻って回避。
しかし利き腕を損傷してしまう。
シグマはビームサーベルを振るい、ルインの身体に横一文字の傷をつけた。
ルイン「が…は…!!」
傷口を押さえて、床に膝をつけるルイン。
シグマ「ここまでのようだなルインよ」
ルイン「シグマ…っ!
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