第五話 THE DAY OF ΣU
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『直ぐに現場に急行してください!!エックスとゼロもそちらに向かいました!!』
ルイン「っ…了解」
ルインはチェバルを加速させ、ハンターベースに存在する地下の独房に向かう。
ハンターベースの独房に着いたルインは惨状を前に一瞬言葉を失った。
ルイン「一体、誰がやったの…?どれも急所を一撃…VAVAじゃない。丸腰のVAVAにはこんなこと出来ない…。恐らく、例の事件の犯人と同じ奴……」
静かな独房でルインの声が響く。
疑問がつきない中、ルインの下に通信が入る。
『こちら本部。ルイン、応答願います』
ルイン「…こちらルイン」
『やっと通じたわ…コードの発信源を突き止めたわ。北西部のミサイル基地からよ』
ルイン「…向こうに通達は?」
『既に通達を送るも応答は無いわ。エックスとゼロは既に向かいました。至急確認に向かって…それと…シグマ隊長と連絡がつかないの』
ルイン「え…?」
ルインは再び、倒れ伏している看守達を見遣る。
全て急所を一撃。
ルインのように高出力のビームサーベル系統の武装を所持している者は戦闘型でも少ない。
持っていたとしても量産型でも扱える低出力のバッテリー式のビームサーベルだ。
ビームサーベル持ちでこれ程の戦闘力を持つレプリロイドは…。
ルイン「まさか…とにかくミサイル基地に急ごう。早くエックスとゼロと合流しないと!!」
そこでは悲劇が待っていることを知らないルインは嫌な予感を感じながらミサイル基地に向かうのだった。
ミサイル基地に向かう途中、轟音が聞こえ、空を見上げるとミサイルが発射されていた。
ルイン「何で!?どうしてミサイルが発射されているの!!?」
困惑しているルイン。
ミサイルはそのままシティ・アーベルへ。
ルイン「エックスとゼロはどうしたの…!!?」
ミサイル基地にはエックスとゼロが向かっていたはずだ。
それなのに何故ミサイルが発射されたのか?
ルインはチェバルを停めるとミサイル基地の中に入っていく。
低く唸る装置の稼働音。
微かに立ち込める粉塵と薄暗い室内。
動かないレプリロイドが2人。
エックスとゼロ。
部屋のコンソールの前には、静かに立つ自分の上司。
ルイン「…シグマ隊長。あなた、エックスとゼロに何をしたんですか?」
バスタ
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