提督、看病される
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提督の執務室の個人スペース
「大丈夫か提督?」
「ああ………ちょっと苦しいけど大丈夫だよ、でも肺炎なんてね……けほけほ」
「ホラッシッカリ布団ヲッ被ル」
「へい………」
提督は処置が終わり執務室の個人スペースでゆっくり休養を取る事になり、今は長門とヲッちゃんがお目付けとなって看病をしている。
「それと提督、何故あそこまで身体が軽いんだ?提督が見た目女っぽいのはここの全員が承知の事だが体重まで女にすることは無いだろう」
「あっ〜……最近ちょっとお腹に脂肪が付いてきちゃってね。食事制限とトレーニングをしてたんだ、それに私は元々体重は少ない方だし」
「ッデモ提督ハモット食ベテ太ッタ方ガ良イ、罰トシテ加賀ト赤城ト同ジ量ノ食事ヲッスル事ヲッ提案スル」
「それは良いな。あの二人の量なら必然的に太るな」
「そ、それは勘弁して欲しいんだけど……けほけほ」
冗談にも何時もの様な声の張りは無いが十分に受け答えが出来ている。寝たままで苦しんでいた時とはだいぶ回復しているように見える。長門とヲッちゃんもそれなりに安心することが出来る。
「これからはもっとしっかりと体調管理をするように。そうしないと……解っているな?」
「う〜い、もう暫くは大人しく寝てるよ」
「そうか。まあ私が監視しているから寝るしか選択肢は無いんだがな」
「はいはい大人しく寝てるってば」
提督は少し拗ねたように布団を被ると、目を閉じて直ぐに眠りに付き始めた。穏やかな寝息を立てながら、こうしてみると肺炎を患っているようには見えない。なんとも不思議なものだ。時々寝返りを打つ時に頭を撫でてやると、子供が甘えるような声を出して大人しくなって眠りに落ちていく。可愛らしい一面もあるものだ。そんな時
「ヲッ?」
「どうしたヲッちゃん?」
額に当てるタオルを変えていたヲッちゃんがいきなり声を上げた。
「何カ、ドアが吹キ飛ブヨウナ音ガ……?」
「ええっそんな筈が「提督ゥ!肺炎になっちゃってreally!?大丈夫デスカ!?」こ、金剛!?」
ドアを文字通り吹き飛ばして入ってきたのは金剛型1番艦、金剛。提督LOVE勢の筆頭とも言える艦娘である。
「提督ゥ!!大丈夫なんデスカァ!?返事してくださ〜い!!」
「ちょっ!?やめろ金剛、さっき寝付いたばっかりなんだぞ!?」
「おきない、死んじゃうのデスカァ!?」
「ああもう!提督が起きるだろうがぁ!さっさと出て行け!ヲッちゃん!」
「ヲッ、ヲッ呼ビダ。ヲッ呼ビダ」
ヲッちゃんは金剛の後方に回りこみ、そのまま流れるような身体捌きで金剛の首筋に手刀に決め、なんと気絶させてしまう。
「長門、私ハ執務室ノ方デ待機シテル。マタ金剛ミタイニ入ッテクルカモシレナイシ」
「すまないなヲッちゃん。後で大和
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