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転生とらぶる
コードギアスR2
0660話
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ブリタニア皇族の騎士としては、他国の従属国になるというのは思うところがあるのだろう。

「従属国とは言っても、間接統治になる予定だから安心するといい。少なくてもブリタニアが行っていたようなエリア制度は取らない予定だ」
「……ありがとうございます」

 星刻の言葉にマリーベルが一瞬の沈黙の後に小さく頷く。
 ブリタニアが行って来た制度がどのようなものかなのかを理解しているからなのだろう。この辺、シュナイゼルが後を託すだけはあるな。

「ただし、ブリタニアはこれまでに幾度となく我々と敵対してきた。ギアス響団を組織していたという罪もある。相応の罰は受けて貰う事になるだろう」
「具体的にはどのような扱いでしょうか?」
「陽光の従属国になるというのは言ったと思うが、従属国とは言っても幾つものランクがある。例えばインド軍区は従属国という名目ではあるが、実質的には私達陽光の同盟国という扱いだ。その下に私達と協力してエリア11を解放した黒の騎士団が統治する日本がある。ブリタニアはその日本の下だな。具体的に言えばEUと同じ扱いになる。当然、シャドウミラーが行っている異世界間貿易に関しても参加する権利は無い。他にも一定の賠償金を支払って貰う事にはなると思うが、基本的にはこれまで通りに暮らせると思って貰っても構わない。……ただし、当然ではあるが軍備の保有は制限させて貰うし、陽光やシャドウミラーから監視要員が派遣される」

 そう告げる星刻だが、正直ブリタニアが各エリアに行って来た政策に比べれば随分と温和なものと言えるだろう。

「間接統治をする際にそちらの代表が誰になるのかといった事に関しては、後日きちんとした交渉の場で決める事になるだろう」
「分かりました、問題ありません。正式に決まるまでは私が臨時の代表のままと言う事でよろしいのでしょうか?」
「ああ、そうしてくれて構わない。……アクセル、何かあるか?」

 自分の話が終わった星刻の言葉に頷き、口を開く。さて、この世界に来た目標の1つを果たさせて貰うか。
 ……と言うか、もしかしてブリタニア軍の中にいなかっただろうな? 生きてるといいんだが。

「ロイド・アスプルンドとセシル・クルーミーを呼んでくれ」
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