コードギアスR2
0660話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
リアによって肯定される。
「マリーベルか。懐かしいな」
ブリタニア皇族であったコーネリアだ。当然親族である以上は知っている人物なのだろう。
「コーネリア、そのマリーベルってのはどんな奴だ?」
「第88皇位継承者で、文武両道の妹だ。それ程親しい訳でもなかったので、私もそれ程詳しいという訳では無いが」
「第88皇位継承者って……」
唖然とした様子で呟くムウ。まぁ、確かにそこまで皇位継承権が下ならまず皇位継承に関わってくる可能性は少ないだろうが。
「元々はもっと皇位継承権が高かったのだが、皇帝に向かって剣を抜いたらしくてな」
なるほど。その不祥事に関する罰として皇位継承権を下げられたのか。
まぁ、それはいいとして。
「とにかく、現状がどうなっているのかを説明はして貰えるだろう。じゃあ、行くとするか」
「誰が向かうの?」
「そうだな、幾ら何でもこの状況でブリタニアを完全に信用する訳にもいかないし……俺、コーネリア、星刻の3人に補佐が数人ずつってところか」
その言葉に、微かに眉を顰めるレモン。
「もう少し人数が多い方が良くない? もちろんアクセルの強さは知ってるけど、見た目にそれ程威圧感が無いのは事実でしょう? 護衛として……ムラタを連れていくとかしたら?」
「そうだな、向こうに侮られないようにするってのは大事だろう。私も賛成だ」
スレイもまた、レモンの意見に同意する。
最近、気を幾らか使えるようになってきたムラタだけに、確かに護衛としてはこれ以上ない人選ではある。ただ問題なのは、その護衛対象が限られているということか。
まず、俺は護衛の存在はいらない。そもそも物理攻撃では効果が無いのだから。コーネリアにしても、シャドウミラーの実働班を率いる者として十分以上の実力を持っており、更には魔法という奥の手も存在している。星刻は星刻で、この世界の人間を大きく越える身体能力を持っているのだ。
そうなると、ムラタが護衛する対象は陽光から出向いてくる星刻のお付きの人々って事になるんだが……
「あのね、確かにアクセルやコーネリアは普通の人相手には圧倒的よ。でも、今回の場合はあくまでも見た目が大事なの。特に、無条件降伏したとは言ってもブリタニアにしてみれば不満を抱いている人も多い筈よ。そこに護衛の1人も連れていかなかったりしたら、無用な騒動を引き起こす可能性もあるわ」
「確かにそれは分かるし、ムラタが厳つい強面であるのも理解出来る。けど、ムラタの生身での戦闘は刀あってこそのものだろう? 一応向こうの代表と会うんだから、刀を持っていく訳にもいかないんじゃないのか?」
「何言ってるのよ、それこそ戦勝国でもある私達シャドウミラーがその辺を遠慮する必要無いわよ。何だったら、メギロートでも連
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ