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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第67話 出やがったな!
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する。
「フリード…」
「んあ?」
「お前の任務は潜入してきた教会の者を消す事だ。まして、聖剣を持った者が二人も現れては部が悪い。ここは引くぞ…」
「合点承知の介!」
すると、フリードは懐から何かを取り出した。
(マズイ!アレは…)
「はい!ちゃらば!」
カッ!
『ッ!?』
フリードが地面にそれを叩き着けると、辺り一面を閃光が包んだ。
光が止むと、フリードとバルパーがいなくなっていた。


「追うぞ、皆!」
ゼノヴィアを筆頭に教会の五人がこの場から駆け出した。
おまけに木場まで着いて行きやがった!
「お、おい!?待ってくれ木場ぁ!?」
「あのバカ!イッセー、木場は俺に任せろ!お前らは一旦引け!」
おいおい、明日夏まで行っちまったよ!
「お、おい明日夏!たくぅ!なんなんだよ、どいつもコイツも!」
「……全く、困ったものね…」
『え!?』
……聞き慣れた女性の声…。
振り返ると、それぞれの女王(クイーン)を引き連れた部長と生徒会長がいた。
「部長!?」
「会長!?」
……お二人共、物凄く不機嫌な顔をしていた。
「……これはどう言う事なのかしら?…イッセー?…」
「……説明してもらえますね?…匙?…」
『ヒェヤァァァァッ!?!?』


千秋と燕ちゃんと合流した俺達は現在、廃屋の中で正座をさせられていた。
「いくら不干渉とは言え、事態の把握だけはしておきたいから、教会の五人を朱乃達に見張らせていたのよ」
「え!?」
それじゃ、最初から俺達の計画、部長にバレてたって事じゃねえかよ!
「匙!」
「ヒィッ!?……ハ、ハイ…」
「……貴方はこんなにも勝手な事をしていたのですね?」
「ヒッ!?」
「……本当に…困った子です」
「ウアハァァァッ!?!?……す、すみません…会長ぉ…」
あぁ、匙の奴、顔が物凄く青くなってやがる…。
「それじゃあ祐斗はそのバルパーを追い、明日夏は祐斗のブレーキ役として祐斗を追って行ったのね?」
「はい。ゼノヴィア達五人と一緒に。何かあったら、連絡くれると思うんですが…」
「そうね、復讐で頭がいっぱいの祐斗はともかく、明日夏は連絡をくれるでしょうね」
確かに、木場のあの様子じゃ、悠長に連絡なんて寄越さないだろうな…。
……そうなると、ブレーキ役として明日夏が着いて行ったのは正解だったのかもしれない。
「小猫」
「……はい」
「貴女までどうしてこんな事を?…」
「……私も…祐斗先輩がいなくなるのは…嫌です…」
「千秋、燕、貴女達や明日夏も?…」
部長の問い掛けに二人とも頷く。
「……木場先輩を放っておけませんでしたし…木場先輩の為に頑張るイッセー兄のお手伝いをしたかったです…」
「……私や明日夏も同じです…」
「……ふぅ、過ぎた事をあれこれ
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