第3章
月光校庭のエクスカリバー
第67話 出やがったな!
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
…いや、アレは消えたんじゃなく、速く動いたのか!
「貰ったぁぁぁぁッ!!!!」
「グッ…」
ガキィィィィン!
「これが!聖剣エクスカリバー!人呼んで!天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)!俺呼んで!ちょっぱやの剣!」
木場は騎士(ナイト)の特性のスピードで戦うが、フリードも木場と同等クラスのスピードで戦っていた。
「チッ、木場と同じ速度で動いてやがる!」
「これじゃ、騎士(ナイト)のスピードが封じられたも同然だ!」
「……かなりマズイです!…」
「は〜ん♪待ってろよ〜♪ギャラリーも纏めてぶっ殺してやるからさッ♪」
「何をッ!」
『Boost!!』
「……クソォ!なんとか奴の足を止められれば、木場に力を譲渡してやれるのに!…」
「……一瞬でも止まってくれれば、後は俺が動きを封じてやれるんだが…」
「……一瞬止めれれば良いんだな?…」
俺は千秋に合図を送り、バーストファングを手に投擲の構えを取る。
数秒後、林の間を縫って、一本の矢がフリードに向かって飛んで来た。
「なんですかぁいきなり!!」
フリードは慌てながらも矢を避けた。
ドゴォォォン!
「にょわッ!?」
が、突如爆発がフリードを襲った。
俺は矢が飛んで来ると同時に矢の延長線上に向けてバーストファングを投げ、バーストファングに矢が当たって爆発した訳だ。
爆風によってフリードはバランスを崩した。
「今だ!ラインよ!」
匙が叫ぶと同時に右手首に蜥蜴の頭の様な物が装着された。
「行けぇ、ライン!」
そう叫ぶと今装着された蜥蜴の頭の様な物から光る舌の様な物が伸び、フリードの足に絡み付いた。
「今度はなんですかぁ!!」
「見たか!俺の神器(セイクリッド・ギア)、黒い龍脈(アブソープション・ライン)だ!」
「お前も神器(セイクリッド・ギア)を!やるじゃねえか!」
匙はフリードと繋がったラインを引っ張り、フリードの足の自由を奪う。
「クソ!クソッ!クソォッ!!」
フリードは剣でラインを斬ろうとするが、ラインはびくともしていなかった。
かなり頑丈なラインの様だ。
「う、うわぁぁぁぁッ!?!?」
……イッセーが塔城に持ち上げられていた。
……まさか…。
「……いきますよ!…」
「え、え、ちょ、ちょっと……うわぁッ!!小猫ちゃぁぁんッ!?」
……案の定、イッセーは投げられた…。
「……なんだぁ?…」
フリードも流石に呆気に取られていた。
「イッセー君!?」
イッセーは弧を描きながら真っ直ぐ木場に向かって行った。
……見事なコントロールだった…。
「木場ぁぁぁぁッ!!!!」
『Transfer!!』
「ドラゴンの力!確かに送ったぞ!」
イッセーの高めた力が木場に譲渡され、木場のオーラの質が上がった。
「……受け取ってしまった
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ