第3章
月光校庭のエクスカリバー
第67話 出やがったな!
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ヤさんが言った事に頷いて答える。
「……やってる事はろくでもない物だが……実力は本物だ…会うとしたら気を付けてくれ…」
俺達は現在、町の東側でフリード達を探していた(正確には誘ってるか)。
「……出てこねえな…」
「……ああ…」
わざと見えやすい様に歩いていたが、現れる気配は無かった。
ちなみに千秋には狙撃による援護に徹してもらうため、俺達のいる位置からざっと数百メートル離れた場所にいる。
そして、燕には念の為に千秋の周りの見張りをしてもらっている。
「……場所を変えるか…」
そこで、もっと人気の無い場所に行くと言う事になり向かった場所は、以前はぐれ悪魔であるバイサーと戦った廃屋だった。
「……ここなら人気がほとんど無いからかっこうな場所な上、奴らが潜伏する場所としても妥当だろ…」
……さて、どうなる…。
「……祐斗先輩!…」
「……うん…」
「……何だ、この悪寒?…」
「……いるな………ッ!上だッ!!」
「イヤッホォォォォッ!!!!」
木場の頭上から一人の男が木場に斬り掛かってきた。
「グッ!」
「ガキィィィィン!!!!…っとぉ!」
木場は即座に魔剣で防ぎ、斬り払おうとするが、男はその力を利用して宙返りを行い、廃屋の高所に着地した。
「……よっと……この間はど〜も〜!」
「お前は!」
「例のはぐれ神父!」
「フリード!てめえ!」
「……正直、その面は二度と見たくなかったな…」
現れた男は探していたフリード・セルゼンだった。
「おんやぁ、いつぞやのガキ二人とチビ…アワワ!小柄なお嬢さんッ!」
塔城をあの時と同じくチビと呼ぼうとしたが、塔城に睨み付けられて慌てて訂正していた。
……って言うかガキって、お前、俺達とそんなに変わんねえだろうが!
「ったくぅッ!今夜も楽しく神父狩りっと思ったのに、クソ悪魔共のコスプレかよぉ♪ペロ〜ン♪」
効果音を口にしながら自身が持つ剣を舐めっていた。
……相変わらずふざけた奴だ…。
おまけに油断できない相手だから達が悪い。
「……気を付けてください!…あの剣…」
「ああ!この感じ、イリナが持ってたのと同じ!」
『Boost!!』
「……エクスカリバー!…」
イッセーは赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を出し、俺は洋服変換指輪(ドレス・チェンジ・リング)で戦闘服に着替え、武装指輪(アーム・リング)で雷刃(ライトニングスラッシュ)を取り出す。
「おやぁおやぁ、四人掛かりぃ?いやいやぁ、人気者は辛いっスねぇ♪」
「誤解するな。僕一人が相手だ!」
「ああぁ♪」
木場が一人でフリードに向かって行った。
「ま〜、クソ悪魔共が何人来ようとぉ、このエクスカリバーちゃんの相手にはぁ、なりませんぜ!」
「ッ!?」
フリードが突然消えやがった!
…
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