第3章
月光校庭のエクスカリバー
第67話 出やがったな!
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理由は様々だが、ほとんどが金の為にしか戦っていない」
「え、そうなの!?」
イッセーがなんか驚いているが、職名からそんな連中ばかりなのは創造できると思うが…ああ、家族の為に戦っている兄貴や雲雀さんが金の為にしか戦っていないって事に驚いてるのか?
……言い方が悪かったかもしれないな…。
「金の為って事自体は悪い事じゃねえぞ。兄貴や雲雀さんだって、家族を養う為にって理由の金の為だろ…」
「ああ、なるほど…」
「まあ、お前の想像通りの奴もいるがな。そう言う奴がはぐれになりやすい。って言っても、さっき言った通り、はぐれになる奴は少ない。はぐれに認定されれば賞金を得られなくなる上、自身に高額の賞金を掛けられるからな。まあ、それでも、目先の欲に囚われてはぐれになる奴がいるんだが。さて、ここではぐれになる奴は二種類いる。一つはさっき言った目先の欲を得ようとなる奴。もっともこう言う奴らは大した事の無い奴ばかりだから、特に危険じゃない。問題はもう一つ奴らだ。コイツらは全員じゃないが共通の特徴がある…」
「特徴?」
「……金の為に戦ってない、だ…」
「え?」
イッセーがよく分からないって顔をしていた。
「さっきも言ったが、賞金稼ぎ(バウンティーハンター)の目的は基本、金だ。だが、金以外の目的で賞金稼ぎ(バウンティーハンター)になる奴も少なくないんだ…」
「金以外の目的って?…」
「例を挙げるなら……常に闘争を求めてる奴…とかだな…」
「……なるほど。金よりも戦いを求めている輩なら、はぐれになって周りから狙われる立場になるのは、むしろこの上ないメリットと言う訳だな…」
「まあ、そうなるな。他にも目的はいろいろあるがな。そして…」
「そのカリスって言う男は後者の理由のはぐれって訳ね…」
「……ああ…」
「……そいつ、一体何やったんだ?…」
「……確認できた範囲で、累計五万人以上の罪の無い人を殺した…」
『ッ!?』
「……はぐれや犯罪者の類いの奴も含めればもっとだがな…」
「な、何の為にそんなに人を殺してるんだよ!」
「……さあな…そいつの目的は未だに判明していないからな…」
「……だが、その男が厄介なのは、別の理由もあるのだろう?…」
アルミヤさんが言った事に無言で頷く。
「……とある五人組のハンターのパーティーがあった。気の合った友人同士で作ったパーティーの為か連携力が高く、総合的な実力はハンター内でもトップクラスだった…」
「……だった…」
「……ある日、そのパーティーがその男の討伐に赴いた…結果は…誰も帰ってこなかった…」
「……買収されたって可能性は?…」
俺はユウナの指摘をすぐさま否定する。
「……それは無い…そう言う事はすぐにバレる様になってるからな…」
「……つまり、殺されたと言う訳か…」
俺はアルミ
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