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何者かの語り
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「これから君が見るのは、推理好きには簡単な事件かもしれないね、僕には解けなかったが。
ま、現実の事件なんてそんなものさ、推理小説にあるようなガッチガチのトリックなんてありゃしない。多分な。
…? 主要人物を教えろ?
わかった、基本この三人が事件に関係している。
学生と警察、それと…ニート?まぁそれみたいな奴だよ。
<i1990|15556>
まず初めに学生。
名前はコモンだったかな?ノートにそう書かれてた気がする。
こいつは特に事件を調べるわけでもなく、ただの一般人だ。
重要なのはこいつではなくこいつの親族、事件に関わっている人が居るんだ。
そのくらいだろうか。
<i1991|15556>
次に警察。
名前はポスト、赤いあれじゃないよ?わかってるよね?
一番重要なポジションだな、当然っちゃ当然だが。
それと、こいつの上司にあたる奴が居るんだけど、そいつはロボットが嫌いなんだと。
嫌いなやつの上司とかそれはそれで苦労しそうだよな。
そのせいか宗教に入ってるっぽいんだよな、それ関連の物持ってるだけだから分からないが。
<i1992|15556>
最後にニート的存在。
名前はカトロス。
機械都市と呼ばれる場所に住んでいて、基本的にPCいじってるだけだ。
今回の事件でいろいろと騒がしくなってきて個人的に事件を調べたりしていた。
そしてポストとも関わったりする。
このくらいだろうか、じゃあ事件の謎を解いてみてね。」
そういうとそいつは部屋を出て行った。
俺が暇だからと言ってこんなのを任せるとは…
存亡に関わる事件とかは向こうの仕事のはずなのになぁ。
そう思いながらレンズを覗き、俺は数値を23051210に合わせた。
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