第182話 『空船戦』
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が入っているポーチに添える。
ル「(大丈夫!去年の事なんか気にしてられない。私には、星霊が、皆がついている!)」
すると、ルーシィの右肩をマヤが叩いた。
ル「何マヤ?」
マ「ねぇルーシィ、あそこにいるの・・・リョウじゃないかな?」
ル「えっ?」
怪我をして医務室にいるはずのリョウが会場にいるはすがない。そう思いながらもマヤが指差した方にルーシィは視線を移す。
そして、見つけた。
マヤが言ったとおり、他のメンバーと一緒に待機場所でこっちを見ているリョウの姿が―――――。ルーシィの視線に気づいたのか、リョウが小さく微笑んだ。そして、左腰に装備してあった聖剣、『竜風剣』を鞘から抜くと、『竜風剣』の銀色の刃先を天に突きつけた。
ルーシィはそれに答えるように右手を上げリョウに手を振った。
マ「やっと戻ってきた、ルーシィの笑顔。」
マヤが小さく、嬉しそうに呟いた声は誰にも聞こえなかった。
マト「それでは、出場者の皆さんには船内に移動してもらいましょう。」
そう言うと、マトー君は白い手袋をした右手で指をパチン!と鳴らした。すると、『空船戦』の出場者達の足元に青い魔法陣が浮かび上がると、シュンと音を立てて次々と会場から姿を消した。
この青い魔法陣は転送魔法陣である。
チャ「観客の皆さんは、映像魔水晶にてご覧下さい。」
6つの映像魔水晶に船内の様子が映し出された。
会場から船内に転送された出場者達は船内でバラバラに散らばっていた。
キ「これで2日目のバトルを挽回しないと・・・!」
ウ「ふふっ、楽しくなりそうね。」
シェ「よぉーし!頑張っちゃうぞーっ!」
リ「戦闘準備。」
ヒ「鳥さん達にも頑張ってもらわないと。」
ノ「ワイルドォ・・・フォーーーッ!!」
ナデ「ま、まま・・参りますぅっ!」」
バ「さてとっ、そろそろかな?」
レ「・・・・・」
ル「皆、お願いね。」
マ「動物達も火炎石も私も!手加減無用の全力全快フルパワーでいっくぞーーーっ!!」
気合の入ったマヤの声が船内に響き渡った。
チャ「これで全ての準備が整いました。大魔闘演舞4日目競技パート、『空船戦』・・・開始ッ!!!」
チャパティ・ローラの力強い実況と共に像の上にいる男が銅鑼をゴォォォォォン!!と力強く叩いた。遂に『空船戦』が始まった。
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