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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
番外編『根源に至りし錬鉄者との出逢い』
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想いを宿した彼女は同じ剣を掲げ……。
「「『約束された』(エクス)……」」
今二振りの聖剣が振り下ろされる。
「「『勝利の剣』(カリバー)!!」」
二つの光の斬撃は重なり愚者を十字に切り裂き、
光の奔流によって愚者を焼く。
「ガァァァッ!!」
光によって断罪された愚者の身体はそれでもなお生を求めて足掻く。
「千歳 ユニゾンだ!」
「はい!」
「「ユニゾン・イン!!」」
俺は千歳と融合《ユニゾン》し九つの尻尾をもつ金毛白面九尾の狐にへとその姿を変え。
ー開 眼ー
「今度こそ完全に終わらせてやる!!」
直死の魔眼を解放し、
「シロウ 俺にナイフをくれ!」
シロウにナイフを要求する。
「あ あぁ」
若干どもりながらもそれに応えるシロウ。
シロウ Side
「「ユニゾン・イン!」」
私は目の前の光景に驚きを隠せなかった……。
確かに知識としてはユニゾンデバイスが存在するというのは知っていたが、
「ここまでとは……」
このように完全に姿形が変わるものは知らず私は驚愕する。
「しかし……」
私は目の前にいる狐を見てこう思わざるをえない。
そう……ただ一言、
「美しい」
と……。
目の前にいる九本の黄金の尻尾を優雅にたゆらせその細く美しい身体は妖しさだけでなくどこか神聖さをも感じさせる。
「シロウ 俺にナイフをくれ!」
その姿に見惚れていた私を零の言葉が現実に戻す。
「あ あぁ」
私はすぐさま強固な一本のナイフを造り零になげる。
シロウ Side end
零 Side
俺はシロウからなげられた一本のナイフを口にくわえ。
「今度こそ終わらせる!!」
俺は全身のバネを使い走る。
「クッ! クルナー!!」
すでに精神的にも肉体的にも限界を超えた煉也はただがむしゃらに魔法弾や宝具を撃ってくるが、
「そんなものが当たるか!!」
俺は迫り来る全て攻撃の軌道を見切り、最小限の動きでかわし一直線に煉也へと迫る。
「これで……終わりだー!!」
ー刺 突ー
俺はナイフを煉也の胸の中央に存在する『死の点』に突き立てる。
「ギャアァァァッ!!」
ナイフを突き立てられた煉也は悶え苦しみながら獣の如き断末魔の叫びをあげる。
「死にたくない! 死にたくねぇよぉ! まだ俺は! まだなんにも俺の願いを叶えてねぇのに!! こんなところで!!」
しぶとくあがく煉也。
「これで本当の最後だ!!」
俺はナイフを蹴りさらに深く刺す。
「アァァァッ!!」
ー灰塵ー
煉也の身体が
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