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「メ」から始まる異世界日記
守るべきもの
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ている。そうとうイライラしてるね。
「みなさん、おケガはありませんか?」
「大丈夫だぜ! ティラミス! 援護ありがとな!」
「これくらいはしないといけませんから」
「…凄い」
「おぉ? あかりにほめられた!」
「わかりやすいですね、コウは」
と、後ろで轟音。原因はミドリだった。
「あぁーーーー!!! イライラするぅぅ!!!」
そのへんにあったデッカい岩を思いっきり蹴って砕いたようだ。
「わ…ま…まぁいいか」
「仕方ないですね…」
俺とティラミスは苦笑。
すると、
「いやぁ…遅れてすまないね〜 あかりちゃん」
「…」
「あ…あれぇ…頑張ってはやく話つけてきたんだけどなぁ…遅かっ…たね…うん…」
「なんだ…ロミオか…」
「なんだとはなんだ! こっちも大変だったんだぞ! 契約魔導師とばったり鉢合わせしたんだからな!」
「あんただって契約魔導師でしょ…」
「そう冷たくしないでよミドリちゃん!」
「対価はどうしましたの?」
「ん? その契約魔導師で済ませてきた。いやぁ…柔らかい唇だったよ〜」
ロミオも契約魔導師だ。瞬間移動する。めちゃくちゃに瞬間移動するけどそこから銃を乱射するもんだから大変だよ。そして…対価は…キス…
「んで? その首の傷は?」
「ん? 相手さんの対価のあと」
「はぁっ!? 追い払ったんじゃねぇのか!?」
「いや? お近づきになったよ」
…あ、やっぱり女の人だったのね…うん、まぁ、ロミオがキスするんなら異性だろうとは思ってたけど。
「いやぁ…美しかった…」
「お前の美しかったって…もはや政治家の記憶にございませんみたいなテンプレのセリフになってんぞ…」
「おや、手厳しい」
「おら! そこの男2人! 帰るよ!!!」
「へいへい…」
「うん、帰ろうかミドリちゃん! ティラミスちゃん!」
「あ〜肩が凝る…」
とにかくなんやかんや言いながらギルドへ戻った。
帰ってバンギのおっさんにあの洞窟を調べるように政府に言ってくれって頼んだら、
「めんどくせぇよ…といいたいところだけどあそこはなんかあるな… あぁ、言っておく。…お前の言うとおりにするのは癪だがな」
「ありがとよっ! おっさん!!」
一言多いんだよったく!



そして日曜日、俺たちのギルドに銀色の髪をした女の人がきた。ロミオがすっ飛んでいった。
「やぁ、美人さん! 昨日はあの後大丈夫だった?」
「あら、大丈夫よ? ひさびさに本気でやったからスッキリしたわ」
…いい、ほっとこ。俺たちはあとから聞いたんだがあの人が昨日ロミオとドンパチした人らしい。その人と次の日には横に並んでお出かけかよ…昨日の敵はなんとやらってか?
そしてミドリはあかりに桃太郎の話をしてた。なんで?
「桃太郎は鬼退治するんだよ〜」
「なんで
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