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トワノクウ
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第九夜 潤みの朱(二)
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潤朱のよしなに。その者が()()()()()()()()()()()()確認しなさい」
「――っ、ありがたく……存じます」

 銀朱は巫女たちに加わって社に戻って行った。境内に潤と二人で残され、くうはようよう息をついた。

 潤が立ち上がる。

「そういうわけだ。悪いが一緒に来てくれ」
「……痛いこと、しない?」
「するもんか! ……あ、いや、でも」
「なに?」
「……何でもない」

 潤は気を取り直したように、くうに正面から向き直る。

「一緒に来てくれ。少し窮屈な思いをさせるが我慢してくれるとありがたい」

 基本的人権を侵害されないよう祈りつつ、くうはできるだけしおらしく潤の後ろを付いて歩いていった。

                                         Continue…
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