第11話:おはなみに行こう!−2
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少しするとリビングのドアの向こうから少女たちの賑やかな話し声が聞こえてくる。
そしてだんだんとその声が大きくなり、ゲオルグの耳にもはっきりと
会話の内容が聞こえるようにってきたところでガチャッと音をたててドアが開いた。
ドアの向こうから姿を現したのは3人の少女と1人の少年。
先頭をいくヴィヴィオに続いて、少しくすんだブロンドの髪を
ツインテールにした少女と紺色のショートカットにリボンを結んだ少女。
2人に手を引かれているのはティグアンである。
4人はまずキッチンへと向かい、弁当を作っているなのはに話しかけた。
「ママ、リオとコロナが来たよ」
ヴィヴィオの声に応じて、おにぎりを握っていたなのははその手を止めて振り返る。
「おはよう、リオちゃんコロナちゃん」
「おはようございます」
リオとコロナの2人は揃って丁寧に頭を下げて挨拶をする。
顔をあげると、コロナがなのはに話しかける。
「今日はお招きありがとうございます。よろしくお願いします」
「ううん。こちらこそ、来てくれてありがとうね。
今日は他にもいろんな人が来るけど、2人とも楽しんで帰ってね」
そう言って、2人に優しく笑いかけるなのは。
「はい。ありがとうございます」
「ヴィヴィオが誘ってくれたときから、ずっと楽しみにしてたんで
思いっきり楽しませてもらいますっ!」
コロナとリオはなのはに向かってペコっともう一度頭を下げ、
今度は感謝の意を表す。
「ママ。 何かお手伝いしたほうがいい?」
ヴィヴィオが首を傾げながら尋ねると、なのはは首を横に振った。
「ううん。 もうちょっとで終わるからいいよ。リビングででも待っててね」
「はーいっ!」
元気よく返事をするとヴィヴィオ達はキッチンを出る。
そして連れだってリビングへと入っていく。
リビングのソファではゲオルグが本を読んでいた。
ヴィヴィオ達がゲオルグの側まで来ると、ゲオルグは目をあげて3人の姿を確認し
読んでいた本をパタンと閉じてテーブルの上に置いた。
「パパ、私のお友達を紹介するね。 コロナとリオだよ」
ヴィヴィオの紹介に合わせてお辞儀をするコロナとリオ。
頭をあげると最初にコロナが口火を切った。
「えと、コロナ・ティミルといいます。 ヴィヴィオとは格闘技のトレーニングも
ご一緒させてもらっています」
少し緊張した面持ちでコロナが自己紹介を終えると、続いてリオが口を開く。
「リオ・ウェズリーです。 ヴィヴィオとコロナと知り合ったのは
まだ最近ですけど、格闘技も一緒にやってます。 よろしくお願いします!」
リオの方は溌剌とした口調で自己紹介を終える。
ゲオ
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