第四話 THE DAY OF Σ
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イドを生み出した。レプリロイドは人間のように考え、行動出来る。じゃが、深く悩むレプリロイドは例外を除けばエックスだけじゃ」
例外…。
エックス以外に深く悩むレプリロイドは。
前世が人間だったルイン。
そして今、新しく創設された軍隊にいる100年前の伝説のロボットを元にして造られた兄妹レプリロイドの片割れ。
そして今から遠い未来で造られるギガンティスのレプリロイド達。
ケイン「わしは、エックス達の深く悩むことがレプリロイドの新たな可能性であると思っておる」
シグマ「悩むことが新たな可能性?欠陥ではなく?」
ケイン「普通のロボットならそうじゃろうな。じゃが、エックスは深く悩み、ロボット三原則にも縛られない新たな答えを出すことが出来る。わしにもエックス達の可能性が希望となるかそうでないのかは分からん。わしはこれからもエックス達を見守っていこうと思っておる。この命が続く限りな」
シグマ「…………」
こうしてシグマとケインの密会は終わりを告げるのだった。
ほぼ同時刻。
ルインはハンターベースの留置場ではVAVAが手錠をはめられ、留置されていた。
ルイン「やあ、VAVA。」
自室に戻ったはずのルインが、VAVAの目の前にいた。
VAVA「何の用だ?シグマに命令されて直々に処分しに来たのか?」
ルイン「まさか、ただ私は差し入れを持ってきただけ」
ルインがハンターベースの購買の紙袋から出したのはいつも自分が常飲しているオイル。
VAVA「お前は馬鹿か?こんなザマで飲めるか」
ルイン「だから手錠は外すよ」
VAVA「何?正気かお前は?手錠を外した瞬間お前を殺すかもしれないんだぜ?」
ルイン「武装を没収されて丸腰の君と武装持ちの特A級ハンターの私。どっちに分があると思う?」
VAVA「チッ…」
舌打ちすると手錠が外され、差し入れのオイルを口に含んだ。
ルイン「災難だったね〜。イレギュラー討伐中に割り込んできた隊員をぶち抜いて牢屋に直行なんて」
VAVA「フン…」
思えばこいつはかなり変な奴だと思った。
イレギュラーハンターになりたての頃から自分に普通に話し掛けて来たからだ。
ルイン『えっと、君がVAVA先輩?』
VAVA『何だお前は?』
後で聞けば自分の思考回路が異常だという話は既に知っていたらしい。
それを聞いてなお話し掛けて来たのだ。
ルイン『私はルイン
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