暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第四話 THE DAY OF Σ
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ーか…どうしてイレギュラーは発生するんだろう?」

ルイン「え?そりゃあプログラムのエラーや電子頭脳の故障とか…」

ゼロ「他にもウィルス等の問題もあるが、基本的には俺達レプリロイドの高度な情報処理能力の…いわばツケだな」

ルイン「ん?ねえ、あれ」

ルインが指差した先には、ハンターベースの保安要員に連行されたレプリロイド…。

ゼロ「VAVAだ…大方また揉め事でも起こしたんだろう。同じハンターでもエックスやルインみたいにいつまでも甘い奴もいれば、VAVAみたいにイレギュラーすれすれの奴もいるってことだ。」

エックス「…………」

ルイン「でも、VAVAも人間くさいところあるよね」

エックス「え?」

ルイン「何でか分からないけどそう思う」

ゼロ「奴を人間くさいと思うのはお前くらいだろう。」

ルイン「あれ?ゼロ、どこ行くの?」

ゼロ「トレーニングルームだ。エックス、ルイン。お前達はどうする?」

ルイン「私は部屋に戻るよ。多分メカニロイドの暴走のことで召集が来るだろうし。それにちょっと寄りたいとこもあるしね」

エックス「俺も部屋に戻るよ。」

ゼロ「そうか…」






























その頃、Dr.ケインの研究所ではケインとシグマの密会が行われていた。

ケイン「最近、騒がしいようじゃな?」

棚に置かれてある自身が幼かった頃から大切にしていた玩具の整理をしながらシグマに尋ねる。
レプリロイドの生みの親として世界に名を轟かせている彼は、イレギュラーハンターを設立した後も度々ベースを訪れ、ハンター達のメンテナンスやイレギュラー発生要因の研究など、精力的に活動している。
…のだが、ゼロの髪を勝手に三つ編みにしたり、エックスに青汁風味のオイルを飲ませたり、ルインを幽霊のフリをして脅かしたり等、他にも他にもetc.…。
まあ、ケインもルイン達からもしっかりと報復は受けているらしいが…。
博士の悪戯を目撃してしまっている大半のハンターは、尊敬こそはしていても“元気溌剌のお茶目なおじいちゃん”といった印象が抜けないらしい。

シグマ「はい、ケイン博士。イレギュラーによる犯罪は増加傾向にあり、大型メカニロイドの暴走も数件発生しております。」

ケイン「…エックスはどうしておる?」

シグマ「状況分析、戦闘能力。共に極めて高いレベルにあります。が…時に悩み、判断を遅らせるところがあります」

ケイン「悩むか…正しくそれこそがエックス最大の特性なのじゃ。シグマよ、お前は悩むことがないじゃろう?わしはかつて封印されていたエックスを見つけだし、その設計思想を流用し、お前達レプリロ
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