コードギアスR2
0659話
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あるか? お前の存在は危険だ。ここで降伏を認めたとしたら、それは必ず後日の災いとなる」
あるいは、鵬法璽辺りを使えばいいのかもしれないが、シュナイゼルの能力を考えれば、どんな手段で裏を掻いてくるか分からないのも事実。故に。
「お前はここで眠れ」
ヒュドラ右側後方のメガ・バスターキャノンの砲口をアヴァロン級へと向ける。
自らに死をもたらす一撃が放たれようとしているにも関わらず、シュナイゼルの表情は薄く笑みを浮かべたままだ。
『残念ながらここでお別れのようだね。では、私に望まれている最後の1つの願いを実行しよう』
メガ・バスターキャノンのトリガーを引く寸前……アヴァロン級を中心にした一帯がスプーンで抉り取られたように消失し、同時に空気の流入が始まって近くにいたブリタニア軍のKMFそのものを纏めて破壊しつくすのだった。
俺が……否、俺以外の全てのシャドウミラーや陽光のパイロット達が、何故シュナイゼルが自ら死を選んだのかが分からなかった。それもフレイヤを使った自爆なんて真似で。
その意味を計りかねて、ただ呆然と消失した大地へと視線を向ける。
……シュナイゼル、本当に何を考えていたんだ? あるいはその本質が虚無であるからこそ、自らの死を持ってこの戦争を終わらせたのか? そう、思った時だった。
『第99代ブリタニア皇帝、シュナイゼル・エル・ブリタニア陛下の死亡をもって、私達ブリタニアは陽光、並びにシャドウミラーへと無条件降伏をします』
そんな通信がブリタニアから流れてきたのは。
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