コードギアスR2
0659話
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イゼル。この辺、まだシャドウミラーの物量に関して理解していないといったところだろうか。
「シャドウミラーの主力機であるメギロート。これが無人機なのは、さすがにもう理解しているな? そして、そのメギロートを大量に使えるだけの技術や物量があるのも。それを考えれば、世界各地に派遣するのはそう難しい話じゃない。大体、この世界でもブリタニアの各エリアに対してメギロートを始めとして戦力を派遣して封じ込めている。その為に、お前達には殆ど援軍が来ないんだろう?」
『……君達には、本当にそれ程の物量があると?』
「さて、それに関しては俺の言葉を信じて貰うしかないが、わざわざ敵の言葉を信じるまでもないだろ? それよりも……お前がどの艦に乗っているのかは分からないが、そろそろ戦力が減って危険じゃないのか?」
ニーズヘッグのモニタに映し出されているのは、既に一方的な掃討ともいえる光景になっている。幾らブリタニア軍のKMFが攻撃を仕掛けようとも、シャドウミラーの機体はメギロート以外の殆どがバリアを装備しているのだ。本来はバリアを装備していなかった機体に関しても、重力関係の技術的蓄積によりブラックホールエンジンが標準装備になりG・テリトリーが標準装備されていし、もっとも脆いガン・ルゥに関しては後方からの援護射撃に専念させている。
その結果、ブリタニア軍の攻撃が効果あるのはメギロートのみ、それにしても何度も攻撃を当ててようやくといったところだ。
数だけで考えてもメギロートを入れてこちらが上な以上、ブリタニア軍に為す術は無かった。あるとしたら、ランスロット・アルビオンに内蔵されていたフレイヤだったのだろうが、幸か不幸かフレイヤが内蔵されているような機体は他に存在していない。
そして……
『アクセル、捉えたわ。幾つかの艦をダミーとして経由しているけど、あの艦から通信は放たれている』
シロガネのマリューからの通信。これでシュナイゼルがどの艦に乗っているのかが分かった。さすがと言うべきか、やはりと言うべきか、あからさまにブリタニア軍の中央にいる重アヴァロン級ではなく、その斜め後ろに存在している通常のアヴァロン級。マリューが示したのは、その艦だった。
「……さて、聞いたな? お前の乗っている艦は既に特定された。これ以上抗っても無意味だというのは分かっているだろう。故に……大人しく沈め」
『降伏は認めてくれないのかな?』
自分の命が危機に瀕していても、全く焦った様子も無く尋ねてくるシュナイゼル。
こうして映像を見る限りでは、カノンとかいうお付きの士官はともかく、俺の目当てでもあるロイドやセシルの姿は無いらしい。まぁ、あったとしたらシュナイゼルを押しのけてでもシャドウミラー機についての情報を得ようとしてくるだろうが。
「認める必要が
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