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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第1部
第3話 我、疲労困憊ス
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考えがあるんですか?」
「さぁてな、孤立無援で何処かに居を構えるってのはあれだが、日本の指揮下に入るってのは正直言って難しい。
恐らく先日の戦闘を何処かしらの国が衛星で見ていただろうから、もし俺たちが日本と先立って同盟を結んだり、指揮下に入ったりしたら、逆に日本の立場が危うくなる。
正直言って自ら火種になるような事はしたくない」

いつまで鎮守府に居れるか、全くわからない状態。
帰る方法が無い以上、この世界に居続けるしか無い。
俺は生まれ故郷だからいいが、部下達にとっては何の縁も無い異界。
正直、部下達に無理強いはしたくない。
帰れるなら帰してやりたい。

「あっちゃ〜〜……動力ノズルにひび入ってますよ。
まだ行けると思ってたのに……」
「ヘイズル改のガンダムヘッドは予備パーツ少ないしなぁ……しゃ〜ない、ジムクゥエルのヤツと互換性あったよな?
交換出来るか?」
「稼働効率が2%低下しますけど、なんとか。
おーい、3班修理よろしく〜〜」

楠本軍曹の掛け声と共に、MSデッキのガントリークレーンが動き出し、ヘイズル改のガンダムヘッドをアームで固定、取り外して、ヘイズル改の足元に集まって居た整備班の元に下ろした。

「暫くは試験稼働も無理か……」
「我慢してください」
「へいへい」


午後3時、今迄に無い平和な時間が過ぎて行った。
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