第二十六話
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」
「はい」
高順と分かれて、俺は屋敷に戻った。
―――屋敷―――
「……それでは張遼に飲まされていたというわけですね」
「まぁそうだな」
俺は昨日帰って来なかった理由を七乃に話していた。
「確かに……星さんもそうなる可能性はあると言っていたので今回は大目にみておきますね」
「スマンな七乃」
「いえいえ」
俺は七乃の部屋を出ようとする。
「ところで長門さん」
「ん?」
「首元に付いている唇の型は何ですか?」
……………ッ!?
俺は咄嗟に首元を押さえ……あ……。
「……やっぱり……張遼さんと……」
……は、般若やッ!? 此処に般若がいるでッ!!(何でか関西弁)
「……長門さぁん?」
「……すんませんでしたァーーーッ!!!」
俺は七乃に土下座した。
「………はぁ」
七乃は溜め息を吐いた。
「長門さん。別にやっても構いませんよ。閨でも言ってましたからね。でも………」
七乃は笑顔だった。
「あれから……少し早過ぎませんか?」
「いやぁ……俺も全く予想外だったから さ……」
俺はポリポリと頭をかく。
「……仕方ありませんね。今度、私の買い物に付き合って下さいね?」
「了解した」
俺は頷いた。
「ところで、恩賞は貰えたのか?」
「はい。陛下は病気で式には出席出来ませんでしたけど、十常侍の張譲から荊州も治めるように言われました」
「荊州も? なら劉表は?」
「劉表様は病で亡くなり、後継ぎは劉キ様と劉ソウ様がいますが怪しい雰囲気を出しているので、代わりが見つかるまで南陽と荊州を治めるようにと……」
「成る程な。袁紹とか怒ってただろ?」
「まぁそうですね。ですが、冀州を貰えたみたいですので」
……どうやら二人の喧嘩は無いみたいだな。
「劉備はどうなった?」
「長門さんに何か質問していた変な集団で異国の人を大将にしている人ですね? 確か徐州の大守になりましたよ。一応は黄巾軍の鎮圧も参加していますからね」
………そこは主人公補正というやつか?
「そうか、ありがとうな七乃」
「いえいえ」
七乃に礼を言って部屋を出た。
「……さて、次は劉宏の死去だな。そして反董卓連合か………」
出来れば董卓軍は助けたい。
霞もいるし嫁(笑)の桜花もいるしな。
「美羽に相談は……無理だろうな」
死地に行くようなもんだからな。
絶対に拒否するだろう。
「いっそ、死んだりふりをするかだな」
俺は自分の部屋に戻った。
「あらぁん。やっと帰ってきたわ
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