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『曹徳の奮闘記』改訂版
第二十六話
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チは本気やで」

 霞は顔を真っ赤にしながら言う。

「け、けどな霞。他国の武将と関係を持ったらあかんやろ?」

「心配せんでええよ。誰かッ!!」

「は。何でしょう?」

 扉から兵が現れた。

「ウチは今から長門と交わうけど、誰も知らん顔をしとけよ。これは厳命やからな」

「分かりました。皆に言っておきます。将軍、おめでとうございます」

 兵が頭を下げて部屋を出た。

「フッフッフ。これで問題は無いわッ!!」

「………道は閉ざされた……orz」

 思わずorz状態になる。

「……長門はウチとしたくないんか?」

「全く問題は無いわ(即答)」

 えぇい、もう知らん。

 やったるわ。

「覚悟せぇよ霞?」

「フッフーン、受けてたつわ長門」

 霞が笑う。

「やるで霞?」

「来いや長門♪」

 そして部屋からはしばらくの間、霞のエロい声が響いた。








「……太陽が黄色いなぁ……」

 朝日を見ながら俺はそう呟いた。

 傍らには裸で寝ている霞がいる。

 勿論、俺も裸だけどな。

「……霞め……搾り取る気やったな……」

 思わず関西弁が出る。

 昨日は激しかったからなぁ。

「まぁいいや。俺も帰るか……」

 美羽にどう言い訳しよか……。

「……ん……」

 服に着替えていると霞が起きた。

「悪い。起こしたな」

「いやええよ。ウチもそろそろ仕事あるしな」

 霞はそう言って、胸にサラシを巻いて服を着る。

「……んっ……」

「どうした?」

 急に霞が震えた。

「アハハハ……何か股に違和感があるわ……」

 霞が照れる。

「阿呆。俺も照れるやろ……」

「エヘヘ……」

 霞と笑いあう。

「よし。ほんなら帰るわ」

「うん。あ、長門」

「何や?」

 俺が振り返った時、霞の顔が目の前にあった。

「むふぅ……ちゅるっ……ちゅぱっ……ちゅるっ……」

 いきなりのディープキスでした。

「……ぷはぁ。またな長門」

「……最後の最後でそう来るか……」

 狙ってたな霞め……。

 手を振る霞に俺も手を振り、霞の部屋を出た。

「あ、副官。お早うございます」

「だから俺は副官違うって」

 門のところで、昨日の門番兵に言う。

「いえいえ。自分らの副官は王双殿ですから」

「そっか……そういやお前の名前は?」

「あ、まだ言ってませんでしたね。自分は高順です」

 ……確か高順は呂布の部下だったような……。

 まぁいいか。

「分かった。それじゃあな高順
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