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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
34 最終日〜You are werewolfes.
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- force day / morning -


明希さんを処刑して要望通り棺に入れて埋葬した次の日。僕は心晴れやかに眠りから覚めた。夜に住まうものを殺すことが出来てウキウキしている。

明希さんの眉間から血がドクドクーって流れ出ていく様は地面というキャンパスに血という絵の具を溢したみたいで綺麗だったなぁ。
目は見開いたままだったし、ついでに明希さんの胸に手を当てて完全に心臓が止まっているのも確認した。
明希さんの死体を触り続けていると、あんまり死体を辱しめるなとワールさんに怒られちゃった。

二階の自室から出て、階段を駆け降りた。嬉しくて顔が緩みながら目にしたものは、お母さんと同じように人狼の爪に引き裂かれたお父さんだった。

………………………………………
……………………………………
…………………………………

「クレイ君元気だして…」

僕は皆をソンチョさんの家に集めた。
お母さんに引き続き、お父さんが殺されたことをトウキお姉さんが慰めてくれた。

「僕は大丈夫です。朝早くからですが議論を始めましょう…」


- start the discussion -


「トウキお姉さん。明希さんはやっぱり白?」
「白だった」
「おい!どういうことだよ!アイツは絶対人間じゃなかったぞ!?」

キョウさんが怒鳴った。

「確かに影が無いのはおかしいですけど…人狼じゃなかったってことです。現にお父さんが襲われているからまだ人狼は生き残っているはずです」
「だったら誰が人狼なんだよ!」
「それは…キョウさんかイケさんのどちらかです」
「「!?」」

キョウさんは驚いて固まり、イケさんはビクッとした。普通に考えれば消去法でわかるのに。

「ワールさんは誰を占ったんですか?」
「それは…君のお父さんだ。勿論、白だったよ」

うーん、惜しいことしたなぁ。よりにもよってお父さんを占ったなんて。でも、今まで占った相手が人狼に襲われなかったのが奇跡的なんだよなぁ。

グュルル〜…

僕が残念に思っているとお腹が鳴った。

「ち、朝食にしませんか?議論は後でしましょう」






- force day / evening / discussion after -


「投票の結果、イケさんに決まりました」
「い、いやだ!俺は人狼じゃない!死にたくない!」
「僕達はもう、疲れました…。これが最後になることを願います」

お父さんの代わりにワールさんが銃を持ってイケさんの額に銃口を突き付けた。

「いやだ…いやだ!いやだ!いやだ!いや…」

チャキ、パーン!






- force day / night / in grav
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