暁 〜小説投稿サイト〜
I want BRAVERY
二十七話 通常
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


 伊織と友近と勉強会らしきことをした次の日。

「おぉ!?ステータスが上がってる!」

 思わず叫んでしまった。
 俺らしくもない。

 毎日の日課というわけではないが、暇になれば自分のステータスを確認する癖がある。

学力:6
天才
魅力5
オーラが出ている
勇気6


Lv7 流峰 彩
HP 31/31
SP 60/60
        普通

NEXT EXP 23



 学力が!学力がぁ!

 正直5でもチートレベルの頭の良さだったのに、MAXの6。

 これはヤバイんじゃないだろうか?
 もう、今から大学受ければ受かるんではないだろうか。

(※それはない)

 いやしかし、多分これは完全に瞬間記憶能力を自由に使える、そんなレベルではないだろうか。
 考えてもみてくれ。

 あぁ、単語が覚えられない、なんて誰しもが思うだろう。
 それがだ、たった一回、覚えたいと思って見ればそれで覚えれる。

 この能力をチートと言わずとしてなんと言おうか。

 それによくある、忘れたい物まで覚えている、なんていうこともこの能力には関係ない。
 あくまで擬似的瞬間記憶能力。

 覚えたいと思わなければ覚えることはない。
 本当の瞬間記憶能力は、直接に脳に全てが焼き付けられるような感じらしく、本来人間の脳がいらないと判断したものまで覚えてしまう。

 しかしこれは違う。
 とっても頭がいい結果、脳が覚えたいと思ったものを完全に記憶してくれるのだ。

 やはりチート。

 そして、自分のレベルが上がったのはシャドウを初日に倒した時に知っていた。

 2体でLv6。
 少し上がるのが早い、と言ったところだ。

 まぁ、まだレベルが低いので大して問題ではないし、今後関係があるとは思えない。

(それにしても学力6か・・・これで桐条先輩と一緒に帰れる)

 なんてふと思ってしまう。

 原作に関わる気はない。
 でも女の子とは仲良くなりたい。

 それが俺の内心だ。

(まぁ、桐条先輩と一緒に帰るには、生徒会に入るもしくはSEES、つまりは原作介入するしかないかな・・・)

 どれほど頭がよくても、接点がないうちに話しかける勇気はあまりない。
 いや、勇気はあるのだが、というより有り余っているのだけれども、流石に不自然だろう。
 長谷川さんのようにはいかない気がする。

 というより、あの人の時はかなりノリ的なものがあっただろうし。
 それに、桐条先輩と関わって下手に原作に関わりたいとは思わない。

 とりあえず今は、学力が上がったことを素直に喜んでおこう。

 そして、いつもの通り原作のことや、今の自分の
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ