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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第400話】
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こそ!」
一気に空へと飛翔し、BTライフルの連射。
今のセシリアは、ビットが封印されている状態で、手に持つライフル、或いはインターセプター位しか無いはずだ。
「美冬! セシリアのカバーを! 美春と未来は一夏の防御! もうあいつのエネルギーはほぼ底をついてる!」
「わかったよ! セシリアのカバーに回るね!」
セシリアの射撃に合わせる様に、美冬も手に持つ華嵐の引き金を引いて射撃を行う。
「わかった、美春ちゃん、織斑君の防御に回るよ!」
「うん、ヒルト……。 危ない時は直ぐに駆け付けるからね!?」
そう言って二人は直ぐ様一夏の前に立ち、流れ弾に被弾しないように防ぎ始めた。
「ッ……! 未来! 美春! 俺がお前たちを守――」
「そんな状態で守れる訳ないでしょ? 織斑君は大人しくしてなさい!」
「それに、ここに居る皆は自分の身はちゃんと守れるよ! 織斑一夏、貴方はまず自分を守れる様になりなさいよ!!」
未来、美春と一夏にいい放つ――そんな一夏は、悔しそうに唇を真一文字に結んだ一方、交戦するセシリア、鈴音、美冬の三人は――。
「セシリア! 鈴! 十字砲火で攻めて!」
「わかりましたわ!」
「ったく、仕方ないわねぇ!」
二人が直ぐ様サイレント・ゼフィルスに対して十字砲火で攻撃を行う中、美春は紫微垣を粒子形成させながら直上を取る。
サイレント・ゼフィルスは全く動こうとはせずに更に周囲にビットを展開し、鈴音、セシリアの射撃に対してシールド・ビットで防御を行った。
「っ……!」
「やはりシールド・ビット……既に完成していましたのね……! 美冬さん! 任せましたわ!」
「いっけぇぇぇぇ!!!!」
美冬の叫ぶ声が轟き、直上から振り下ろされる紫微垣の赤い刃。
しかし、その攻撃が届く事は無く、二本のナイフでその一撃を止められてしまう。
「美冬さん! 離脱を! 私と鈴さんが多角援護攻撃を行います!」
「セシリア! あたしに指図しないでよ! ……っても、付き合ってあげるけどさぁ!!」
ニッと白い歯を見せて、多重攻撃を始めた二人、美冬は直ぐ様直上へ急上昇すると同時に華嵐で射撃を始めた。
「くっ……ヒルト……すまない、迷惑をかけたな」
そう言ってラウラは、顔だけを見上げるように俺に向ける。
「気にするな! 怪我は無いか?」
「無論だ。 ……だが、直接戦闘には加われない。 増設スラスターもそうだが、墜落の際に他の各種スラスターはおろかプラズマ粒子刀、ワイヤーブレード、AIC、他にもセンサー・リンク等がオフラインだ。 唯一可能なのが支援砲撃ぐ
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