第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第一章 第一層攻略
第7話 ビーター
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ボスが倒された事で、残っていた《センチネル》も消えていった。そのため辺りは全員、静かだった。
そしてそんな中、アスナがキリトに近づき
「お疲れ様」と向かって言った。
それと同時に、俺を含む全員のプレイヤーに目の前にメッセージが現れ、獲得経験値や分配されたコルなどが書かれていた。
そこでみんなが溜め込んでいたように、『わっ!!』と歓声が弾ける。
俺はその歓声の中シリカの方を見て、助けてもらった時のお礼を言った。
「やったな…シリカよく頑張ってたぞ。それと…あの時はありがとう」
「はい、ありがとうございます。でも…あたしなんかいつも助けてもらってますから」
シリカは俺の言葉で、照れたのか顔を赤くして言った。
そんな話をしているとそんなに離れてないキリトの所から、両手斧使いの…確かエギルとアスナがこっちに来た。そしてエギルが
「お前たち兄妹は、すごく頑張ってくれたな。この勝利は、あの剣士とお前たち兄妹のものだ」と言ってきた。(多分、『あの剣士』はキリトの事だろう)
そしてアスナも「あなたたち兄妹…強かったわよ」と一言、言ってきた。
その二人の言葉の後に「そうだー」「よ! 名剣士!」「強かったぞー」「いい兄貴持ったなー」などの大勢のプレイヤーが俺たちとキリトに向けて言ってきた。
どうやら周りは『あの兄妹は子供だけど強い』と思ってくれたらしい…
しかし声をそうかけてくれるのは嬉しいのだが、肝心な所が間違えている。
……俺とシリカは兄妹じゃないし、俺はシリカと同い年じゃない!
その事を言おうしたら「-----なんでだよ!!」とそんな叫び声が聞こえた。
その後「なんで、ディアベルさんを見殺しにしたんだ!!」と叫んだ男が言った。
俺は意味が分からなかった。…見殺し?
キリトも俺と同じく分からなかったようで「見殺し……?」と聞き返していた。
「そうだろ!! アンタは、ボスの使う技を知ってたじゃないか!! …アンタが最初からあの情報を伝えてれば、ディアベルさんは死なずに済んだんだ!!」
その言葉を聞いて、周りの人たちが「そういえば…」「なんでだ?」など呟き始める。
キリトがなんで知っているかというと、十層に同じ武器を使うボスがいたからだ。
(だから俺も知っていた…)
しかし、俺が思うにディアベルの奴も、元βテスターだと思う…理由は最後に前に出たのは、LA=ラストアタックボーナスを手に入れるためだと思ったからだ。
(だけど、そんな事をディアベルがパーティーメンバーに話すわけが無いよな……)
と、そんな事を考えいたら、ついに…
「そういえば…あの兄妹の兄貴の方、やけにボス
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ