22話
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て向かいます。
相手は何発も銃を構えって発射しますが全て躱し、正面の少年の目の前に行き、額に軽くデコピンします。
すると、「ガハッ」と言って後ろに倒れます。
「リョウ、このぉー。」
と言って、少女が小太刀で切り掛かって来ます。
その小太刀を人差し指と中指で挟み込んで受け止めます。
「うそ、放せ!」
叫びながらも瞳に恐怖を浮かべる少女から小太刀を奪います。
そのまま、首筋に手刀の一撃あびせて意識を奪います。
そして、デコピンで吹っ飛んだ少年が起きあがろうとしていたので歩いて近づこうとした時に上より声がします。
「リョウ、伏せて。」
その瞬間、爆弾らしきものが落ちてきます。
そして、私の目の前で爆発します。
至近距離だ爆発したのですが、フィールドが間に合っており、ダメージはありませんでしたが、視界が妨げられます。
その間に、少年が1人降りてきます。
「リョウ、大丈夫かい。」
「ああ、何とか大丈夫だ。それにしても、なんて威力だ。金目の物はあっちの女から貰うか、しかし、勿体ね。」
「もしかして、あの程度で戒を倒したと思ってるの。」
「は〜、爆弾で吹き飛んじまっただろう。死んじまったよ。」
「戒はあの程度で死んでたら、とっくの昔に死んでた。」
「何言ってるん・・・・。うそだろ。」
「あり得ない。かなりの威力だったんだ・・・。何で。」
私が爆煙の中から現れると2人は絶句します。
「もう手はないようですね。では、終わりにしましょう。」
そう言って、リョウと呼ばれた少年の足下に小太刀を突き刺します。
「使い込まれた上によく手入れのされた良い小太刀のようです。大切に使ってください。アーニャ、行きましょう。」
「おいこら、勝手なこと抜かしてんじゃねぇ。」
「リョウ、もう引こう。」
「まだ、何か用ですか。」
「当たり前だ、舐めるのも大概にしろ。」
「リョウ、相手が見逃そうっていうんだ。引くべきだ。」
「バカ言え、ここで逃げたら逃げる事を前提に考えちまう。そんな後ろ向きに考えたら、俺らはゲットウの中の奴らと同じになっちまう。だから、相手の情けは受けねぇ。」
そう言って、私の方を睨みつけてきます。
確かに、そのとうりなのかもしれません。
それに、私も相手をなめて考えていました。
ちょっと、脅せばおとなしくなるだろうと高を括っていました。
ですが、目の前の少年は必死になって生きているのです。
弱いものは淘汰される世界で、私の様にズルをせずに、その為に気持ちでは負けないとそう言っているのです。
少年たいして、正面から向かい合います。
「何だ。」
「すいません、そうですね。確かに、貴方達に真面目に向かい合っていませんでし
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