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緋弾のアリア 真実の皇偵
試練

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銃の連射音が響いた。
それは古めかしいビルの壁に反響し音が更に曖昧になる。
そんな非常識な場所に俺は居た。

「本当に面倒くさいな。」

壁に体を押し付け隠れる。
そして足に巻いているホルダーから銃を取り出す。

「パーン、パーン!!」

俺は影に隠れた標的を正確に撃ち抜き
建物の陰に隠れる。

(今ので3体は減った。残りは何体だ?)

足のズボンに有るポケットから鏡を取り出し前に出す。
そしてそこには狼の様な人間の様な生物が立っていた。

(まだあんなに居るのか。弾丸持つかな?)

狼の様な人間の数は鏡に写っているので五体
そして俺の拳銃に入っている弾丸は現在四発
マガジンが三個、頼りにはなるが使ってしまってはすぐに無くなってしまうような微妙な数

(これをクリアしないと皇偵の証をくれないなんて爺さんも厳しい人だな。)
あの人懐こい性格の爺さんには到底考えられない厳しさ
だが、それもよく考えれば理解出来事もない。
これをクリアすれば俺は武偵の中でもトップ中のトップ皇偵に成る事が許される。
クリアは困難を極めるが皇偵になるにはこれ程の試練をクリア出来なければ到底成れない。
それが爺さんの考えだろうな。

タンタンタンタンタン
動物が歩く音、数は一匹

(一匹だけなら素手で行ける。)

拳銃を足のホルダーにしまいノーマル状態に
拳をポキポキと慣らし戦闘状態
(3,2,1と)
タイミングを合わせ前に出る。
右拳を前に足を地面に固定、一撃に全体重を乗せ放つ。
皇帝奥義四の方エンペラーナックル
技名は普通、いや今時の若者が聞けばダサいと感じるだろうな
でも俺はそうとは思わない。
この技が出来る様になる迄、鍛錬し出来る様になるとこの技名はシックリ来る。

「キャウーン!?」

狼の様な人間は回転しながら吹っ飛ぶ。
そして壁に激突、成功だよな?
言うならば俺はこの技は馴れていない。
馴れてはいないがあの生物を黙らせるならこの技を決め付ければ黙るだろう。
確信はないがな、




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