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エピソード3 〜とある日常 の一幕〜シリカ編2〜
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ターでも倒せる。だがもし、二体以上出て来てしまったら、目も当てられない。なら、目の届く範囲で守るのが得策。

「シリカ!俺の後ろでいつでも回避が取れるように構えてろ!」
リョウトの指示に従って、リョウトから少し離れた位置へと移動するシリカ。それと同時にセンチピードも攻撃を開始する。

きしゃぁぁぁぁ!

奇声を発信ながら、リョウトへ向かって鎌状の前脚を振り下ろす。それを難なく回避して、胴体に接近すると右手が赤色の光を帯びる。"格闘"重単発技『掌撃』をセンチピードの硬い甲殻を通り抜けて、内部に衝撃が伝わる。そして、攻撃を放つと同時に後ろに引いていた左脚を白い光が纏い、バク宙のような軌跡を描きながら、『月牙』を放つ。立て続けに攻撃をくらい、その巨体がノックバックする。
『スキルキャンセル》で最後のほうのモーションをキャンセルして、ディレイを消滅させると、"格闘"『旋脚』を放つ。水平に振られた右脚はセンチピードの顔面を捕らえ、その甲殻を穿つ。そして、立て続けに"体術"『閃打』の上位互換である"格闘"『黒閃打』を放つ。二回のコンボ攻撃によってセンチピードのHPバーが二割程削れる。

きしゃぁぁぁぁぁ

奇怪な声を発っしながら、口の中に何かを溜め込み、空中にそれを吐き出す。毒々しい紫の液体が宙を覆う。

「範囲攻撃かよ!めんどうな!」
悪態をつきながらも、毒液の範囲外へと移動する。そして、距離が開いたためにセンチピードが突進をしながら、鎌を振り回す。
センチピードの5連撃を難なく躱すと、甲殻の間の柔らかくなっている部分に手刀を放ち、手のひらを返して、もう一度切り裂く。
弱点にヒットさせたことにより、HPがさらに削られて、半分をきる。

ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ

やはり奇声を発しつつ、何かをしかけてくる。センチピードはその巨大を少し縮めた思ったら、空中へと跳躍し、着地。とともに黄色の輪が広がっていく。それに触れてしまうと高確率でスタン状態となってしまい、転んで数秒間動けなくなってしまう。さらにスタン中にもう一度食らうと今度は麻痺になり、10分程度身体の自由が効かなくなってしまう。
等間隔に発生した3本の輪をステップで難なく回避するリョウト。シリカのほうも3本とも飛び越えるように大きく跳躍して躱す。
その後もリョウトによってガリガリとHPを削られ、HPバーが赤く染まる。

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ

センチピードが今日一番の咆哮をあげると元々赤黒かった甲殻にさらに赤みがかかる。バーサーク状態となって、上昇したスピードを活かして鎌乱舞する。
それをギリギリで躱しつつ、接近して、『黒閃打』を放つが…

「か、かてぇ!まさか甲殻の防御力も上がるのかよ!?」

攻撃が攻殻に弾かれて、カウンターにタックルを貰い、大きく
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