特訓と準備と策略
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リーネさまとの三つ巴のレーティングゲーム、私達は準備を始めた。
基礎力向上のトレーニング、眷属達の神器の強化、ゲームに備えての戦略を考えるやる事は沢山ある、私の夢の為にこの戦い負ける訳にはいかない。
でも幸い対戦者の1人のリアスの手の内は全て分かっている、今までの活躍のおかげで簡単に分かった、前もって対策を立てて戦えば十分に勝機はある。しかしリーネ・エネルゲイヤ率いるエネルゲイヤの手の内は何も分かって無い、情報収集の為に彼女がまだ悪魔勢力に属していた時の出場した公式のレーティングゲームの記録も存在せず彼女達に私達は何の対策も立てられていない。
「会長」
「・・・・・」
「会長!!」
「っ!?」
驚いて声の方を向くと椿や匙などの眷属の皆が私を心配そうな顔で見つめている。
ダメね王が不安そうにすれば皆はもっと不安になってしまう、こんな事では王失格ね。
「大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫よ椿、皆も心配させたわね」
私は皆の王なのだから、しっかりしないと。
「大丈夫ですよ、会長の立ててくれた作戦通りやればグレモリーもエネルゲイヤにも勝てますよ」
「そうね、でもそれは貴方達が居てくれるからこそよ」
そうよ私には彼等が居る、彼等がいれば乗り越えられない壁なんてない。
・・・リーネ・エネルゲイヤ・・・
リアスとソーナちゃんとの三つ巴のレーティングゲーム、政務室でペンを走らせ書類を片付けながら出場する子達を考えている。今の候補はフリードとヴェズとキルトとテオのレーティングゲームを経験した事の無い若手の子達にしようと思っている、ヘルやヨルムが是非とも出たいと言っていたけど今回は我慢してもらった、あとはノーラ率いる死人近衛兵から出してその際にノーラの補佐をやるメニアとフェーナの姉妹にも出てもらいましょう、机に置かれているベルを鳴らす。
「お呼びでしょうか」
「レーティングゲームに出るメンバーを決めたわ、ノーラ貴方には近衛兵を率いてもらうわよ」
「分かりました、人数はいかがいたしましょう?」
「6人で、私と貴女を含めた14人で出るわ」
二手に分けて7人ずつ、リアスにはノーラがソーナちゃんには私が当たる、しかしこの試合貴族の大半はリアスが勝つと思っている、まあリアスには赤龍帝に聖魔剣、デュランダル使いが居るから仕方ないのだけれども、それでも私達が今のリアス達程度に本気で負けると思っているのかしら?時代錯誤も良い所ねドラゴンが力の象徴であったのも、悪魔が至高の種族だったのも、聖剣が活躍したのも昔の話だと言うのに。
ならその考えを真っ向から否定してあげる、ノーラ率いる死人は元々は人間、人間に敗れる悪魔、ドラゴン、聖剣を見て彼等は否応無しに理解する事になる人の力とエネルゲイヤの力を。
後は手紙を書いときまし
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