特訓と準備と策略
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さは今のお前自身だ。決勝日までにそれを乗り越えてみせろ。じゃなければ、お前は今後の戦闘で邪魔となる。雷の巫女から雷光の巫女になってみせろでなきゃエネルゲイヤには絶対に勝てない」
「・・・・」
朱乃さんは複雑そうな顔をして黙り込む。
「次は木場だ」
「はい」
「まずは禁手を解放している状態で一日保たせてみせろ。それに慣れたら、実験形式の中で保たせる。それを続けていき状態維持を一日でも長く保たせるのがお前への課題だ。後はリアスのように基本的なトレーニングをしていけば強くなるだろう。剣系神器の扱い方は後で教えてやる。そんで剣術の方だが師匠に徹底的に鍛えてもらえ神器無しで戦う事も想像できるからな」
「はい、一から指導してもらいます」
へぇ〜、木場の奴、師匠がいたのか。やっぱ強いのか?
「次、ゼノヴィア。お前にはデュランダルの他にもう一本の聖剣に慣れてもらう」
「もう一本の聖剣?」
「ああ、ちょっとした特別な剣だ。あと少し考えて戦う事を覚えろ、エネルゲイヤは魔装という武器を生産している、デュランダルクラスの魔剣や聖剣も恐らく持っているだろうからな、力押しだけじゃ勝てない」
ゼノヴィアは二刀流の聖剣使いになんのか?
「次にギャスパー」
「は、はいぃぃぃぃぃぃいっ!」
いきなり超ビビってるな。大丈夫なのか?
「そうビビルな。お前が克服しなきゃなららいのはその恐怖心だ。お前には専用の引きこもり脱出計画を組んでおいた。人前に出て、緊張しない程度にはなってもらう。完全に克服したらお前は化けるからな」
「分かりました、頑張ってみます」
何時にもなくギャスパーもやる気だな。
「同じく僧侶のアーシア」
「は、はい!」
「お前も基本的なトレーニングで、身体と魔力の向上。そしてメインは神器の強化だ。まあ、強化って言っても回復範囲を広げるだけだけどな」
それって結構ためになる修行じゃねぇか。アーシアの回復能力はずば抜けてるからな。回復範囲が広がるのはありがたい。
「だが、俺の考えではそれは止めといた方がいい」
アザゼルがそう言う。え?何で?
皆の疑問を読み取ったのか、アザゼルは答えた。
「アーシアの神器、聖母の微笑は自身が回復したい者を回復する。だがそれは逆に仇となることもある。何故なら、アーシアにはやさしさというものが他の者よりあるからな。それ故、回復範囲を広げたところで、アーシアは敵も回復したいと思うだろう」
確かにアーシアだからな考えられなくもない。
「だからもう一つの可能性を見出したのさ。それは――回復のオーラを飛ばすことだ」
「そ、それはちょっと離れたところにいる人へ、私の回復の力を送るということですか?」
「ああ、直接飛ばす感じだな。イッセーが戦闘中に怪我をした時、お前が回復のオ
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