幻想郷の希望。その名は暗基零。
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とがあった。そのときにたくさんの幽霊と遭遇したのだが、ビビりまくっていた亜月とは裏腹に、
「こいつらいいやつしかいないじゃん!」
などといいながら、幽霊たちとじゃれあっていたのだ。
あとになって亜月が、なぜ暗基がそこまで幽霊と仲良くできたのかを聞いてみたら、
「だって、こいつら悪い力を感じなかったからさ、話聞いてみたら本当はただ遊びたかっただけなんだけど、なぜかおれたち人間があいつらを怖がったから、本当ははそんなことないんだってことを表現したかったんだけど、結果としてイタズラになっちまってて悩んでたんだとさ。まぁ、おれと話をしてるうちに満足しちまったのか、みんな成仏しちまったよ」
とのことだった。
その後、暗基と亜月が東方Projectというものを知ってから、暗基のこの体質(?)を、そう名づけ
たのであった。
「懐かしいな……」
とこころのなかでは思いつつも、
(妙だな……?)
確かに感じたはずの、おぞましい霊気が一瞬にして消えた。つまりこれは相当やばいものだと感じながら、妖々夢に戻る暗基であった。
「くっ……、結局勝てなかった……!」
「まぁ……、そう落ち込むなって! な?」
結局白亜は暗基に勝つことができなかったようだ。
「もっと修行を重ねろ。そうしたらきっと勝てるから」
「ちくしょう……。覚えてろやこの野郎!」
といいながら逃げるように亜月は帰っていった。
「ふぅ、うるせぇやつもいなくなったし、ひと眠りするかな……」
ふあぁぁ、とひとつあくびを漏らす暗基。
「こんにちは暗基君」
「!!!?」
不意に後ろから声が聞こえた。驚いた暗基が後ろを振り向くと、そこには、着物というかドレスというか、よくわからない服を着て、傘を差した金髪の女性が立っていた。しかし暗基その人物を知っていた。
「……、八雲、紫……!?」
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