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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第399話】
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前にも言ったが、私はその様な事に興味はない。 してほしいのであればスコール辺りに頼むのだな」
何処か言葉に冷たさがあるものの、カーマインはそれを気にせず愉しげに笑った。
「あぎゃぎゃぎゃ♪ ……正直スコールのフェラには飽きて来たからな。 てめぇのその面で俺様のをされたら、まるでブリュンヒルデを犯してるみたいで興奮すると思ったんだがな……。 まあいいさ、三周目までステルスで大人しくしてろよ」
「……言われるまでもない」
短く返事をしたエムに、カーマインは眼下の市営アリーナを見下ろした……。
――市営アリーナ――
まだ三周目に入る前のデブリ帯、クイックブーストを噴かし、時にはデブリである岩石に足を着けてコースを疾走――背後からは射撃が来るが、デブリ地帯故に岩石が邪魔をし、俺にダメージを与えられずにいた。
「くっ……さっきの浮遊機雷といいこのデブリ地帯といい……ヒルトにどんどん引き離されるぞ……!」
「そうだね。 嬉しく思うけど――やっぱり、レースだもん、僕も負けないよ!」
二人して加速し、ハイパーセンサーの後方からチラチラと二人の姿が見え隠れしていた。
ナビゲーターの指示通りに抜けていくが、一歩判断をミスると直ぐに岩石にぶつかって大ダメージを負うだろう。
質量がある物体に当たれば、幾らなんでもどんな機体でもダメージは通るのだから。
神経を集中させ、三周目に突入――現在の順位はトップから俺、ラウラ、シャル、美春、美冬、鈴音とセシリアと未来がほぼ横並びでその後ろが一夏と篠ノ之だ。
この二人が途中から最下位争いになってから、観客席のざわめきが大きく感じる。
第一コーナーに入る――第二コーナーを抜けた一夏や篠ノ之はこれからデブリ地帯へと入っていくようだ。
そのデブリ地帯を、パッケージ組のセシリア、鈴音、未来が激しく猛追をかけている。
「ヒルト! 余所見は禁物だよ!」
ラウラを抜き、二位に躍り出たシャルからの苛烈なショットガンによる連射、面制圧の為、威力は小さいものの、執拗に攻撃を受け、堪らずバランスを崩し、減速した。
「ヒルト、お先に♪」
「すまないな。 嫁とはいえ、手加減出来ないのだ……」
そう言いながら二人は通り過ぎていき、またトップになると互いに近接戦闘を行いながら第一コーナーを抜ける。
三番手で抜ける俺の後ろには、美冬と美春の妹達二人が側に――。
「レースとはいえ、やっぱりお兄ちゃんに攻撃するのは何かやだなぁ……。 模擬戦は仕方ないけどさぁ」
「うん。 それにヒルトは私のマスターだし……攻撃はやっぱりね。 普通に抜いちゃうよ!」
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