教会
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かったんだってば!違法スレスレで改竄してくれ、って言うから、スキルを幾つか付加しただけじゃない!それで、ぶちぎれて私に殴りかかってきたから反撃したの。つまり正当防衛よ!」
「なんだそれは?キレられてもしかないだろう。弱体化させて宝具永久封印。私ならもっとうまくできただろうに、どっちにしても役にたたないな」
「働かないくせによく言うわね!そんなに休みたいなら永久やすませてやろうかーーーーーーーーーーっ!!」
「できるものならやってみろ!このビーム女がぁーーーーーーーーっ!!」
俺が出口にたどり着くと、赤髪の女性は手からビームを出し、青髪の女性は巨大な使い魔を使役し戦い始めた。
「止めなくていいのかな?」
『やめておけ。あの二人の間に入るということは、何も装備せずにエベレストに登るより無謀だ。絶対にやめておけ』
「じゃあ、けりがつくまで、待つしないか………………」
何時もの俺なら、止めに入ったかもしれないが、あの二人の間に入るのはアーチャーの言う通り絶対にやめた方がいいと感じた。俺は教会の扉を閉め、近くにあったベンチに座り、終わるのを待つ。
(なんか、時計塔のことを思い出すな…………)
そういえば、遠坂もこんな感じでルヴィアと喧嘩してたな……………………俺やセイバーがいつも止めても全然収まらなくて何度も死にかけたっけ。
(今頃、遠坂やセイバーはなにをしているだろう?)
空を見上げながら、そんなことを考えていた。そして、一時間ほどして、教会の中が静かになったので、再び足を運んでみると、喧嘩していた張本人たちは椅子に座っている。
「あっ、先は、悪かったわね。ちょっとイライラしてたから、貴方に八つ当たりしちゃって…………」
俺に気づいた赤髪の女性は、先ほどのことを謝ってきた。どうやら、暴れて落ち着いたようだ。
「大丈夫です。それよりパスのことを調べて欲しいんですが」
「ええ。それくらい簡単よ」
そういうと、赤髪の女性は立ち上がる。すると、彼女の前に青いディスプレイが現れ、彼女が何か操作すると、彼女の後ろの空間が青く光った。
「この光りの中にサーヴァントが入るの。ちょっと時間がかかるわよ」
「………………………承知した」
実体化したアーチャーは無言で青い場所に向かう。あれ、気のせいか嫌がっているように見えるのは俺だけか?
「それじゃ、行くわよ」
「お願いします」
ポキポキと指を鳴らした後、ディスプレイを操作し始めた。俺はそれを見ていると、あることに気づく。
「額のその怪我大丈夫ですか?治療しないと」
先ほどの喧嘩のせいで青髪の女性の額から血が流れている。ちゃんと治療しないと傷が残りそうな上、見ているだけでこっちまで痛くなり
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