皇偵継承編
水無月 蒼太
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俺、水無月 蒼太は普通の高校生だ。
いや、俺がそうと思っているだけで実はそうでも無かったりする。
なんせ俺が通ってる武偵高は金でどんな事でもやる便利屋を育成するために造られた普通では有り得ない事を
やっている巫山戯た学校なのだから自分が普通なんて自分では理解出来ない。
しかも普通では有り得ない科目が存在し生徒を育成しようというのだまともな訳が無い。
「蒼太、そろそろだね。」
何故かブルーな気持ちになっており自分に自己紹介
自問自答なんて恥ずかしいな、
「そろそろって、何がだ真麻?」
「え、忘れたの?
そろそろ誕生日でしょ?」
あ、そんな物も合ったな。
自身の産まれた月日を計算し俺が明日、16歳になる事を思い出す。
「誕生日なんて年に一度は有るんだがら忘れててもいいんだよ。」
「いや、自分の産まれた月日位
覚えてないよって言ってるもんなんですけど、」
そうだよ、そうですが何か?
産まれた日なんて覚えていて何になる?
ただ歳をとって死が近付いて来るだけではないか。
「ねぇねぇ蒼太?」
妙に可愛らしく話し掛けてくる。
それに俺は嫌な予感を覚えつつも無視するのもあれなので答える。
「なんだよ。」
「蒼太のひいおじいちゃんが昔、言ってた事、覚えてる?」
その言葉は俺の心の奥に鍵を掛けていた大事な部分を刺激した。
「ああ、覚えてるよ。」
「受け継ぐの?」
それは俺の人生を新たに書き換える様な
受け継ぐ、言葉にするならそのまま親の仕事を受け継ぐの様な
だが、俺の場合
そんな生易しい物ではない。
受け継ぐという事は新たに自分に枷を掛けるという事なのだな、それが俺の考え方だった。
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