EPISODE1 IS学園
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こそ。僕のことはライでいい」
「わかった。俺も一夏でいいぜ」
この様子を見てなにやら周りから甘いため息やよくわからない危ない発言が聞こえてくるのあh気のせいだと思いたい。特に後者は。
「ちょっとよろしくて?」
今度は女の子。それも金髪の外人の子だ。
「僕になにか?」
「あなた、世界で二番目の男性操縦者ですってね?名前からして日本の方かしら」
記憶もないし見つかったのは南海に浮かぶ孤島だ、なんて言えないのでここは彼女に話を合わせることにする。
・・・・・・にしてもなぜだろう。彼女の声に聞き覚えがあるのは気のせいだろうか?
「ああ。そう思ってくれてかまわない」
「ずいぶんとあいまいな返事ですのね?まあいいです。あなた、ISの知識はどれくらいおありで?」
「どれくらいと言われても、一般的としか」
ここに来る途中に見聞きした情報しかないため少なくとも一般常識くらいはあるだろう。束さんが僕にこの世界の知識情報を入れたと言っていたがまだそこまで詳しくしっているわけではない。ゆえにこの答えは妥当だろう。
「・・・・そこの猿よりはあるようですわね」
一夏を見下す金髪の少女。その視線に相対するように睨み返す一夏。このふたりどうやらわけありのようだ。
「・・・・わたくしのことはご存じで?」
「イギリスの代表候補のセシリア・オルコット。オルコット財閥のトップにして第三世代型ISブルーティアーズのパイロット・・・・僕が知っているのはこれくらいだ」
「結構」満足したのか小さく笑みを浮かべるミス・オルコット。こんな風に呼んでしまうのは彼女から漂う貴族にも似た気品さのせいか。
それにしても、やっぱり声が気になる。
「ミス・オルコット。一つ質問をいいかな?」
「庶民の要望に応えるのも貴族の務めですから。許可しましょう」
「以前、きみとはどこかで会った気がするのだが・・・・身に覚えはないか?」
僕の質問に彼女は態度を急に変えた。今までのものとは違い、どこかさげすむような目だ。
「ナンパなんて低俗なことを堂々とされるのですね。しかもこんな大勢が見ている前で」
もちろん、ナンパなんてする気は欠片もない。どうやらさっきの質問をナンパととらえたようだ。
「いや、別にそんなつもりは・・・・」
「あなたも所詮そこの猿と一緒のようですわね。心底あきれ果てましたわ」
カチン。そんな音がどこからか聞こえた気がした。
「おい待てよ金髪高慢ちき。ライはただどっかでおまえとあった気がして質問しただけだろ。それをナンパだなんだってのは言い過ぎだろ」
「フン、あなたがどうい言お
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