プロローグ
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システムオープン
フェイスパーツ緑色に輝く瞳が宿り、視界がクリアに染まる。
心臓の鼓動が速くなる。アドレナリンが放出され全身に心地よい高揚感が満たされて自然とまた笑みがこぼれた。
「じゃ、ちーちゃんにはもう連絡してあるから。あとのことはきみしだいだよラー君」
「ラー君?」
「あだ名だよ」
そういう彼女の表情はつくり笑いの中にもほんのすこしだけ、本当の笑顔が見えたような気がした。
「・・・・ありがとう」
その言葉は僕を拾ってくれとへの感謝と、なぜか心の中にある悲しみからくる皮肉のものだった。
フロートユニットが展開され機体がふわりと浮き上がる。次の瞬間、僕は青い空へと身体を躍らせた。
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