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とある英雄の学園生活
第38話 新しい住居人
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の使用人はアリスの屋敷で雇うことにした。
 でないといろいろ問題があるみたいだ。
 こうしてエルフ兄妹はネイとシェリルさんと一緒にこの屋敷に住むことになった。


 ある程度荷物整理が終わる頃には夕日が沈んでいた。
 今日の夕食は俺、アリス、シヴァが用意した。
 中庭でのバーベキューだ。
 肉と野菜を串に刺しタレをつけてただ焼くだけのシンプルなものだ。
 ダークエルフの3人組は用事があると言って帰っていった。
 最初は野蛮だとエルフ兄妹は言っていたが、
 ネイとシェリルさんに進められて食べると、

 「見た目も食べ方も野蛮ですが……食べれなくもありません」
 
 エルフて基本ツンデレなのか?
 とにかく気に入ってもらえてよかった。

 食事が終わり片付けをしようとすると、エルフ兄妹が自分たちがすると主張するのでここは任せることにした。

 アリスは眠くなったみたいでイフリートがお姫様抱っこで自室まで連れて行った。
 あれ? それは俺の役目じゃないの?

 俺たちは応接間に移動しシヴァの入れてくれたお茶で一息つく事にした。

 「あのエルフ兄妹は料理はできるのか?」
 
 「掃除とか洗濯はできるけど料理は無理ね」
 
 「じゃあ、今まで料理はネイたちが作っていたのか?」
 
 「コックを雇っていたから」
 
 「なるほど」
 
 「今後はどうするんだ」
 
 「もちろん私たちが作るわそれがこの屋敷に住む条件なんだもの」
 
 なんか変な感じがするが、まあ気にしないでおこう。
 
 「とにかく今日からよろしくな」
 
 「こちらこそ」
 
 少し話をしたあと時間も時間だったのでお開きになりネイたちは北東の屋敷に、俺たち南東の屋敷に戻った。
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