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オズのモジャボロ
第八幕その十
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話してでした、そのうえで。
 一行と王様は仲良く別れの挨拶をしました、そうしてでした。
 一行は今度はミュージッカーのところに向かいました。その途中にトトが皆にこうしたことを言ったのでした。
「一つ気になることがあるけれど」
「どうしたの、トト」
「うん、ミュジッカーさんのことを考えて思い出したんだ」
 その思い出したことは何かといいますと。
「ほら、つぎはぎ娘さんと一緒に蓄音機がいたじゃない」
「あの考えを持っている蓄音機ね」
「あの蓄音機さんどうなったのかな」
「確か今もマンチキンの国にいるわよ」
「生きているんだ」
「ええ、オズの国では誰も死なないからね」
 だからだというのです。
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