第五章 StrikerS編
第百六十七話 『外伝15 シホの入院生活』
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ちゃんがスカリエッティから情報引き出しを頑張っているところだし……。
後、ゼストさんの渡してくれたメモリーから最高評議会や他にも様々な裏データが入っていたんで一回管理局を綺麗に出来るかもしれないとか色々やね……。
あ、そうや! シホちゃん、ゼストさんといえば今も海上隔離施設にいるんやけど、後で会いに行ってみ?」
「え、なんで……?」
「もう、そこは色々分かっているやろ? シホちゃんが作ったエリクシールのおかげでゼストさんの命が延命できたんやから、直接お礼を言いたいって話やで」
「あー……、そういえばもしもの時のために士郎に渡しておいたっけ……? それを使ったのか……」
すぐにそれに感づくあたりシホも成長しているところだな、と黙って聞いていたアルトリアが思っていたり。
「わかったわ。そのうち顔を出させてもらうわ」
「そうしとき」
と、そこにネロが人数分の紅茶を持ってきた。
「さぁ、余が直々に淹れた紅茶だ。飲んでもよいのだぞ?」
「おおきにな。ネロさん」
それではやては一回匂いを嗅いだ後に紅茶を一口。
そしてすぐにカッ!と目を見開き、
「! すごい……。うちの士郎が淹れるものより美味しい……さすがローマ!」
「うむうむ。良きに計らえ!」
「それではシホ、私達も……」
「そうね、アルトリア」
シホとアルトリアもはやてに続いて一口紅茶を飲む。
「うん。さすがね、ネロ。また美味しくなったわね」
「そうですね。………この味があったなら後十年は戦えたほどです」
「うむ! よかったぞ!」
いえいッ!とガッツポーズをするネロ。
次いでシホに向けて頭を差し出す。
その行動にはやては『?』と首を傾げたが、シホは苦笑しながらも手を差し出してネロの頭を撫でる。
それでネロは幸せそうに笑みを深くする。
「はぁ、なんかネロさんは犬みたいやね〜」
「奏者の犬か……。それもいいかもしれないな」
「やめなさい、ネロ。畜生道に落ちてはいけません!」
なにやら妄想もとい想像したのか、どこか恍惚とした表情になるネロに対してアルトリアが必死に呼び止める。そんなやりとりが続く。
しかし犬耳にしっぽをつけて首輪をするネロの姿はどこかいけない想像を駆り立たせられるというもの。
でも、それでもどこかしっくりくるのはやはり犬属性というのがかなり定着しているのも頷ける。
「……ところで、はやて?」
「なんや、シホちゃん?」
「事後処理、今どうなの……?」
「聴かんといて!」
それではやては耳を両手で塞ぐ。
なにやらそれですぐにシホは察したらしく、
「やっぱり、結構溜まっているのね……?」
「(コク……)」
それではやては無言で頷く。
「スカリエッティ事件でなぁ、まずアー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ