暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第7話 「ダークマテリアルズ」
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内にバニングス達はターゲットを破壊し下り始める。飛行できないバニングスは飛び下りるのかと思ったが、月村がきちんと抱えていた。

「君達は本当に仲が良いね」
「友達ですから……あの、さっきから思ってたんですけど」
「私達と話してていいんですか?」
「良いか悪いかで言えば悪いかな。でもまあ……先輩として後輩がきちんとゴールできるか心配だったからさ」
「……アリサちゃん、早く飛べるようにならないと」
「い、言われなくても分かってるわよ!」

 顔を真っ赤にしているバニングスと微笑みを浮かべている月村を見守りながら並走していると、チヴィ達がひとつのターゲットに固まっているという実況が耳に届いた。フレンドNPCではたまにあることであり、また元のプレイヤーがレヴィということもあって何ら不思議ではない。
 さて……このままゴールするとレヴィに文句ばかり言われるだろうな。バニングス達には悪いけど、ここいらで見守るのは終わりにしよう……って、見守るっていうのも舐めてるようで失礼か。

「このままだとこっちが劣勢になりそうだから……残りのターゲットはもらうよ」

 ★

 前半戦はレヴィが圧倒的な速さを見せ付ける形で1位を獲得したが、バニングス達のターゲット撃破や高町達の好プレーにより、82対83とT&H側が優勢という結果になった。
 今は後半戦に入る前の休憩時間だ。T&H側は作戦会議を行っているようだが、こちらは頬を膨らませた子供の相手を行っている。

「もう、ショウが真面目にやらないからボク達負けちゃってるじゃん!」
「ロケテストに参加してた俺達が全力で初心者を叩き潰してどうするんだ。そもそもレヴィは高町の力量を確かめに来たんであって、自分の実力を見せ付けに来たわけじゃないだろ?」
「それはそうだけど……負けるのは嫌だよ。王さま達にも悪いし」

 こいつも何も考えていないようでちゃんと考えているんだな。まあ前半戦であの子達も問題ないって分かったし、後半はレヴィのためにも真面目にやるか。あの子達には悪い気もするけど、あまり手を抜き過ぎるのも良くないだろうから。

「2周目も私となのはが高順位を狙って……」
「あたしとすずかが」
「ターゲットをきっちり狙う作戦だね……ただ問題はショウさんだよね。さっきも後半は全て取られちゃったし」
「すずかちゃん、弱気になっちゃダメだよ」
「うん。ショウさんは凄いデュエリストだけどこれはチーム戦。私やなのはもできるだけターゲットを破壊すれば勝てる可能性は充分にあるはず」

 どんなことを言っているのかはよく分からないが、雰囲気からして作戦が無事に決まったのは分かる。
 可能性として、基本的に前半と同様だがフェイト達も出来る限りターゲットを狙う作戦が高いな。レヴィは先ほどと同様に1位
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