暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第7話 「ダークマテリアルズ」
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襲撃者》である。
『おぉーと、コレは凄い名乗りですね。ここら辺はうちのチームにも頑張ってほしいものです』
フェイト達がレヴィのように名乗っていたら異常な光景に見えるし、人はそれぞれ性格が違うのだから、レヴィのような名乗りを求めるのは良くないと思う。
『気を取り直して……知っている人は知っている、知らない人はまあ知らないでしょう。昨日はT&Hのお手伝いだったが、今日はダークマテリアルズの助っ人!』
「なあアリシア、説明がどことなく悪意に満ちてないか?」
『などと、いつもわたしに冷たい返しをする中学生で名前は夜月翔です。まあでも、好きな子にいじわるをして気を引きたいといったところでしょうから気にしてません♪』
思わず顔を手で覆ってしまった。
何で俺がアリシアに気があるようなでたらめな発言を大勢の前でするかな。誤解でもされようものなら、この店に来るのが億劫になるんだが……いやあまり気にしないでおこう。俺があまり意識していなければ、アリシアが適当に言ったと思われるはずだから。
「……ん?」
不意に衣服の一部を引っ張られるような感覚を覚えた俺は視線を落とした。すると実際の背丈よりもずいぶんと小さなレヴィの姿が視界に映る。
この小さなレヴィの正体は、フレンドNPCといってチーム戦で人数が足りないときに手持ちのカードから呼べる助っ人だ。今回の勝負はT&H側が4人、こちらが2人ということでレヴィが自分のカードから2体呼んでいる。
なぜ小さなレヴィ……チヴィが俺の注意を引いたかというと、どうやらもう1体が持っているアメを自分もほしいと訴えたかったからのようだ。レヴィのNPCだけあって食い気がある。
「悪いけど我慢してくれ」
アメを出すことは出来ないため、チヴィの頭を撫でながらそう言った。効果があるとは期待していなかったが、どこか犬っぽいところが本人にあるせいかチヴィは笑顔になる。
そんなことをしている間にステージの説明は終わり、レースの開始が近づいていく。ふとT&H側に視線を向けたとき、バニングスが何か考えている素振りをしているのが見えた。
何を考えているか分からないが、今回の勝負を俺まで勝ちに行くのは経験の差を考えても卑怯だろう。あの子達の面倒でも見ながらやることにするか。
『みんな位置について……スピードレーシング、レディ〜GO!』
開始の合図と共に一斉にスタートする。
まず先頭に立ったのはレヴィだ。彼女のアバターは《ライトニング》タイプと呼ばれるスピード重視の高機動型であるため、この競技に優れているアバターだと言える。また本人の技量も相まって俺達との距離は徐々にだが確実に開いていった。
『まず飛び出したのはレヴィ選手……後続をどんどん引き離していますが、ブレイブターゲ
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